今、国際送金がこんなに厳しくなっている?!

海外に住むにあたり、国際送金を何度かしたことがあります。これまでイギリスなどの欧米諸国では何の障害も感じてこなかったものの、今回日本からタイに送金するにあたり、ユーロやドルなどよりも審査がとても厳しく、さらに手数料もかなり高いことで、送金の不便さを感じました。

タイと日本間で生じるお金の問題

 マネーロンダリングなどの悪事

マネーロンダリングなどの問題は昔から問題になっていて、タイに多く滞在するヤクザや犯罪者などがお金の隠し場所としてタイを経由させています。その結果、銀行での審査が厳しくなり簡単には国際送金できなくなっています。

 タイバーツ高

2019年は特にタイバーツ高で、いつもは波が押し寄せる欧米の観光客も激減。2016年からチャートを辿ってみると、これまで高くなり続ける一方で一向に下がる気配がありません。タイ政府が2020年はあまりの高さに意図的にバーツを下げるような政策をとっていくと発表したくらいです。よって、日本円への影響も同じように日本からタイへの送金は相当損をすることになります。

 銀行の手数料

送金の際の手数料は、日本の銀行3件調べましたが、どこも4500円~5500円でした。これも近々値上げするようで、国際送金がさらにしにくくなります。

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実際に送金してみる

 求められた書類

日本からタイに150万円を送金するために、何の書類が必要か聞いたところ、タイの銀行口座情報では収まらず、口座の住所、口座の電話番号、資金の使途、使途の証拠となるもの(ビジネスであれば、フェイスブックの店舗ページ、私自身が働いている写真、トリップアドバイザー)、送り主と受け取り主の関係書類(父親や送金したので、戸籍謄本を取得した)、もちろん印鑑、とかなりの書類を収集しなければ送金不可能だったのです。友人がイタリアからタイに100万円送金した際は、何の審査もなく、国内送金のように簡単に送金できたようなのですが、これは日本だけの傾向なのでしょうか。

 タイバーツの高さ

国際送金するときは、送金するための手数料と、日本円を外国為替にする為替手数料が必要になります。送金するための手数料は、前にも書いたように、どの銀行も4500円~5500円ほど。それに為替手数料が、1バーツあたり0.08円加算されるというのです。バーツの場合米ドルの2.4倍の為替手数料となると言われ驚きました。タイの口座へ420,000バーツ到着させたいとすると0.08×420,000で33,600円の為替手数料。それに4500円を足して、合計38.100円の手数料を支払ったことになります。5000円くらいを想定していたのが、、、とんでもない出費になってしまいました。

 驚きは時間

送金には大体2,3日はかかると予想していたのが、実際はなんと1時間以内に到着しました。何から何まで色々と驚かされた国際送金です。

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他の手段はあるのか?

 ウェスタンユニオン

少額なら簡単に送金できて、またある程度大きな街であれば店舗も多いので便利で使いやすいのがウェスタンユニオンです。しかし150万円の送金ができるか問い合わせしてみたところ、便利さのせいかシステムの問題で、受取などができない等の問題があり最近審査が特に厳しくなったので、150万円を送ろうとすると長い審査+5万円以上の手数料と言われ、諦めました。

 マニーワイズ

マニーワイズというネット上の送金システムがあり、世界中で使用され比較的簡単に手早く送金できると言われているものです。これも調べてみましたが、一回の送金額は100万円以内と決められており、2度高額の送金するとなると、2度目で止められる可能性があるので諦めました。

 ビザデビットカード

クレジットカードでATMでの引き落としも可能ですが、事前に入金してある額だけ引き出せるデビットカードがあります。これはどこでもすぐに引き落とし可能なので、緊急時にとても便利なのですが、日本側で1回210円の手数料と引き出し額の3%の手数料というかなり高額な手数料がかかります。つまり、100万円引き落とそうと思えば、3万円の手数料がかかるということになります。

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国際送金はそう簡単ではない

以前にイギリスから日本へ3万円を送金しようと思ったら、電話一本でできたので、簡単なものだと考えていたら、タイバーツはこんなに準備が必要でお金のかかることなんだと驚き、そして新たなことを学びました。私は送金のプロではないので、もっと良い方法を知っている人がいると思いますが、私が調べてみた中では銀行送金が一番安全で安く送金できるという結果になりました。

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