ベルギーに住み始めて半年以上が経ちます。夫がドイツ育ちということもあり、昨年末は夫が住んでいた近くの観光地、ケルンに行ってきました。ここではそんなケルンの紹介をしたいと思います。
圧巻!ケルン大聖堂の魅力とは
ケルン大聖堂を楽しむ方法
ケルンの駅に到着すると、その大きな窓からもすぐそばにあるケルン大聖堂の大きさが伺えます。ケルン大聖堂は世界文化遺産であり、その大きさは圧倒的な存在感を放ちます。
内部は綺麗な大聖堂になっており、誰でも見ることができます。このような観光地の場合、例えばアントワープにある「フランダースの犬」の舞台となったアントワープ大聖堂には入るために6ユーロ払わなければいけませんが(だから入ったことないです!)、ケルン大聖堂は無料です。ただし、入り口には警備員がいる、荷物チェック等を受けなければいけない場合もあります。私たちは1歳の子供を連れての旅行でしたので、ベビーグッズをいっぱい持っていたのですが、中身を見せて英語で説明したところ、”Thank you very much ma’am. Enjoy the trip!”と真摯に対応していただけました。構える必要はありません。
533段の階段を使ってタワーにも登る!
ケルン大聖堂はタワーに登ることもできますが、螺旋階段を533段登っていかなければいけません。従業員用のエレベーターがありますが、観光客は使えません。4年前、夫と2人で行ったときにはタワーに登りましたが、息子を抱えて533段登る自信はありましたので、今回は見送りました。従業員用のエレベーターは存在するようですが、観光客は使えません。4年前、夫と2人で行ったときにはタワーに登りましたが、息子を抱えて533段登る自信はありましたので、今回は見送りました。しかし、塔の上からは世界史の授業で誰もが学ぶライン川、そしてホーエンツォレルン橋を眺めることができます。もしも子供が自分で階段を登れる、などということであれば、挑戦してみてください。
ドイツならではの醸造所を楽しもう
本場のビールとドイツ料理が味わえる場所
ドイツには、ビールの醸造所がたくさんあります。そこでは本格的なドイツ料理とビールを楽しむことができますので、ケルンも例外ではありません。醸造所であればお店としてはビールを飲ませることが目的ですから、ドイツ料理を比較的安く楽しめます。また、なんといっても醸造所ですから、ビールもレストランより安いです。
醸造所に入ってすぐはカウンター席になっていることが多いですが、ここはビールを飲むことだけを目的とした人たちが集まる場所ですので、もしも子供がいる、食事も取りたい、ということであればどんどん奥に進みましょう。ウェイター達も忙しいですので、最初に指示されない限り、自分で席を探して構いません。
忘れないで、ドイツ料理は喉が渇く!
このような醸造所で出てくるドイツ料理は、ビールを飲ませるための料理になりますので、食塩が多く使われています。そのため喉が渇き、次から次えとビールを注文するという仕組みになります。場所にもよりますが、ビールのグラスは1杯250ミリリットルほどで、大体50セント位でしょうか。そのため、日本のように値段を気にしてビールを飲む必要がありません。
その一方で、ソフトドリンクなどは割高になります。もしもお酒が飲めない人が醸造所でドイツ料理を楽しもうと思えばソフトドリンクを頼まなければならず、高くなってしまうこともあります。ただし、ドイツ料理のレストランなどに行くよりは割安で楽しめますので、割り切って注文してしまっても良いでしょう。
観光地ならばそれなりに英語が通じる
ドイツ語がわからなくても心配ない
ヨーロッパと言えば、英語が通じると思う人も多いことでしょう。私たちはベルギーに住んでいますが、ベルギーの首都であるブリュッセルに行くと、フランス語しか通じないということも珍しくありません。フランス語には誇りを持っている人が多いためか、フランス語と英語は話せるけれど、国民の大多数が話すオランダ語を話せない、という人も多く、オランダ語を話す人とフランス語を話す人の間でつまらない衝突が起こる場合もあります。
しかし、ドイツはドイツ語ですので、このような厄介な問題がありません。そして、観光地であれば観光客を対象として英語がわかるという人も多いですから、ドイツ語がわからなくても気にすることはありません。
ちなみに、ドイツは物価が安いです。私たちはベルギーの田舎に住んでいますが、ドイツのケルンという都会の方がいろいろ安いです!旅行中、私たちはベビーフードを使っていましたが、もしもベルギーでベビーフードを購入すれば、1瓶あたり最低1.5ユーロになります。しかしケルンで購入したベビーフードは1瓶70セントでした。まだ外出する時などは便利な場合がありますので、今度ドイツに行ったら、もう少し月齢の大きな子供用のベビーフードを買ってこようと思っています。
ビジネスホテルに泊まる場合
ケルンの駅周辺には様々なホテルがありますので、ビジネスホテル等を選べば、宿代を浮かすことも可能です。私たちが泊まったビジネスホテルは駅から徒歩15分ほどのところでしたが、特に問題はありませんでした。階段で登らなければいけないため、大荷物がある人には大変ですが、モーニングも付いてきましたし、サービスもよかったです。コーヒーや紅茶、お湯等は有料でしたが、「息子の離乳食のためにお湯が欲しいんですが」とフロントの人にいうと、フロントの人がお湯を沸かして持ってきてくれました。ありがたかったです。
ただし、アメニティー等は充実していません。タオルやドライヤーがある程度で、歯ブラシなども持参する必要があります。日本からわざわざドイツに行って滞在するならば、このようなビジネスホテルでは疲れが取れないでしょう。しかし、少し旅をしてみたいということでヨーロッパを回るのであれば、このようなビジネスホテルでも問題ないと思います。
歴史的な街、ケルンを安全に楽しもう
当然ながら、日本ほど治安が良い場所ではありませんので、ホームレスの人もたくさんいますし、貴重品の取り扱いは気をつけなければいけません。しかし、英語が通じる、観光客慣れした地域である、などということから、日本人にとっても行きやすい場所だと思います。正直なところ、例えばブリュッセルでは夜8時以降にホテルの外に出る気にはなりませんが、ケルンは人通りの多いところであれば、そして1人でなければその時間帯でも心配いりません。もしもドイツに行くのであれば、ケルンを選んでみてはいかがでしょうか。
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