交流サイト最大手のアメリカフェイスブックは15日、2018年1月〜3月期だけで偽アカウント5億8300万件を閉鎖したと発表しました。同社は現在フェイスブックの透明性の向上に努めており、その取り組みの一つとして約200のアプリも停止しています。
フェイスブックはアメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスです。もともと現在も会長兼CEOを務めるマーク・ザッカーバーグがハッキングをして得た女子学生数名の身分証明書写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生たちの顔を比べて勝ち抜き投票させる「フェイスマッシュ」というゲームを考案したのが始まりだとされています。
マーク・ザッカーバーグが考案したこのゲームは大学内で大問題に。彼は当時ハーバード大学に通っていたのですが、この件を受けて半年間の保護観察処分を受けることになってしまいました。その後マーク・ザッカーバーグはハーバード大学の学生が交流を図るための「Thefacebook」というサービスを開始。数日後にはスタンフォード大学やイェール大学など他の大学の学生からも同じようなサイトが欲しいと依頼され、徐々に全米に広がっていきました。
2006年にはこのサービスが一般化され現在のフェイスブックとなっています。ちなみにフェイスブックという名前はアメリカの一部の大学が学生間の交流を促すために入学した年に学生に提供する本の通称である「Face Book」に由来しています。
今回の偽アカウントについてフェイスブックは毎日削除する対策をとっていると言いますが、依然としてフェイスブックの偽アカウントは全体の3パーセント〜4パーセント。偽アカウントが提供している情報は性的なものや暴力的なもの、テロリストへの宣伝などだそうです。
今や世界中で多くの人が利用しているフェイスブック。サービスの透明性が今後の課題となっています。
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