国連は14日「世界幸福度報告書2018」を発表しました。幸福度ランキング1位はフィンランドで、最下位は東アフリカに位置するブルンジ。日本は156カ国中54位で去年の51位から後退した形になっています。
世界幸福度ランキングは「人口当たりGDP」「社会的支援(困った時に誰かに頼れるか)」「健康寿命」「人生の選択肢の自由度」「寛容さ(過去1ヶ月の間にチャリティなどに寄付しているか」「腐敗の認識(政府に腐敗が蔓延しているか)」の6項目で調査されます。
2012年から開始されたこの調査では毎年上位にはノルウェーやスイス、デンマークなどの北欧諸国が大きな割合を占めています。
ちなみに途上国別に見てみると毎年トップに上がって来るのはコスタリカです。コスタリカは中央アメリカに位置する島国で人口は450万人程度の小さな国。1948年から国が軍隊を禁止しておりそれにより内戦は撲滅。軍事費は全て教育費に回され中南米の中でも高い識字率を誇っています。国をあげて自然保護を推奨しており地球上の全動植物の5パーセントが生息している世界のホットスポットと呼ばれています。
移民に関してはより幸福度の高いくにに移った人は幸福度が上がり、より低い国に移った人の幸福度は下がっているんだとか。
ちなみに2017年の調査では日本の幸福度は51位。これはOECD加盟国35カ国中27番目でした。日本はこれほどまでに技術が発達して国民も比較的豊かなはずなのに幸福度ランキングではイマイチ上位にのぼることはありません。日本は「寛容さ(過去1ヶ月の間にチャリティなどに寄付しているか」「腐敗の認識(政府に腐敗が蔓延しているか)」の項目でポイントを落としており「寄付をしない」「汚職が多い」特徴が順位を引っ張る形となっています。
今回は世界幸福度ランキングから世界を眺めてみました。
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