26日に九州場所が終わりましたが、今場所はやっぱりモンゴル人力士の日馬富士と貴ノ岩の話題で持ちきりでした。ここまでくるとそれぞれの解釈の違いがあり、当人同士でも何が真実がわからなくなってきているのではないかと思います。日馬富士が貴ノ岩を殴ったことは事実だと思いますが・・・
「白鵬の時代は終わり、これからは俺たちの時代だ!」と宴会で豪語していた若手の貴ノ岩、それを耳にした横綱の白鵬がモンゴル会で貴ノ岩を注意、そのときにたまたま彼女から電話かかってきてしまい携帯を操作してしまった貴ノ岩、白鵬への無礼に対して指導した(殴ってしまった)日馬富士・・・このようなことはどこの世界にもあるような気がします。
ただ、この問題はここからが、特別です。医師の診断書が2枚あったり、貴乃花親方が被害届を出してしまったり、当事者である貴ノ岩が表に出てこなかったり、歴代モンゴル人力士の旭鷲山が出てきたり、朝青龍がコメントしたり・・・
また、暴行を受けた翌日の貴ノ岩の映像を見る限り、それほど重たい症状には見えなかったのは私が素人だからでしょうか!?
やっぱりわからないのは、親方だからといって27歳の貴ノ岩に何もさせない相撲界のしきたりです。かわいがりといわれる指導方法も問題ですが、27歳の弟子をいまだに子供扱いして親方の言うことが絶対となってしまっている風習のほうが危険だと思います。貴ノ岩は被害届を出したければ自分で出せばいいし、真実を自分の口で話せばいいし、また、自分の所属している組織(相撲協会)の調査に協力すべきではないでしょうか?なぜそれができないのでしょうか?1人の大人(社会人)としての振る舞いができないことの方が大きな問題だと感じてしまいます。
モンゴル人の皆さんはこの騒動を見て、日本は外国人に冷たい社会だなと感じているような気がします。強いモンゴル人力士を陥れる日本社会、そう思われても仕方ありません。
貴乃花親方はこんなところにエネルギーをついやすのではなく、強い力士を育て土俵の上で白鵬や日馬富士をぎゃふんと言わせて欲しいものです。
ここまできたら、旭鷲山・朝青龍を含めたモンゴル人どうしで話し合いで解決したほうがいいのではないでしょうか?千秋楽の優勝インタビューで白鵬が言っていた通り、日馬富士、貴ノ岩ともに早く土俵に帰ってきて欲しいです。
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