EUの中心地ブリュッセルに潜む危険とは?観光の際には気を付けて!

ベルギーで生活を始めて半年ほどが経ちます。ベルギーの首都と言えばブリュッセル、それはEUの中心地であり、非常に栄えた街… などと思う人も多いのではないでしょうか。小便小僧は世界3大がっかりスポットとも言われていますが(確かに、指摘されて目を擦って3秒ほど眺めてやっと見付けられるくらい小さいです笑)、グランプラスなどは非常に有名ですよね。しかし、そんなブリュッセルには様々な問題があります。ここではブリュッセルに行って感じることを3つほど紹介したいと思います。

治安が悪く、とにかく汚い

 ホームレスや不法移民が多い

ブリュッセルと言えば、とにかく治安が悪い場所です。旅行などでブリュッセルに出かけるのであれば、8時頃にはホテルに戻った方が良いとも言われています。

昼間はあちこちにホームレスや不法移民が座り込んでおり、とてもきれいな状態ではありません。駅の中でも物乞いをする人がいますし、電車の中でも「自分たちは社会的に恵まれていないから助けて欲しい」などとお金を要求されることがあります。はっきり断る必要があります。

夜になるとドラッグなどを扱う人たちが集まり、なんとも異様な光景になります。ベルギーと言えばビールというイメージが強いですが、だからといって夜遅くまでホテルの外でビールを楽しむ、という事はやめた方が良いでしょう。もしもビールを楽しみたいと思うのであれば、ホテル内部にあるバーなどを利用した方が良いと思います。

 ブリュッセルは汚い

また、ブリュッセルはとにかく汚いです。あちらこちらにゴミが落ちていますし、異臭が漂っていることもあります。ゴミがきちんとゴミ箱に捨てられていない、ゴミ箱がいっぱいになった状態で放置されている、ということも珍しくありません。私はよく分かりませんが、特に朝方の駅にはドラッグの匂いが蔓延していることもあると聞いたことがあります。

また、ブリュッセルには観光客を対象として馬車が存在しますが、この馬のフンが落ちている場合もあります。そのため、ヨーロッパに美しいイメージを抱きすぎてしまうと、きっとショックを受けます。

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基本的にフランス語しか通じない

 ラッキーだったら英語が通じる?

ベルギーの公用語はオランダ語、フランス語、ドイツ語と言われます。その一方でベルギーは、国民の7割はオランダ語を話す国です。ブリュッセルはフランス語圏ですが、首都であるにも関わらず、国民の過半数が話す言語であるオランダ語はまず通じません。

先日ブリュッセルにある在ベルギー日本国大使館に行ったのですが、入り口にいるベルギー人の係員はフランス語と英語しか話せませんでした。英語があればまず問題は無いのですが、やはり国民の過半数が話すオランダ語を話せない人間が大使館で働いていて良いのか、と思ってしまうのです。私はベルギーの人たちはあまり英語が話せないと思っていますが、オランダ語しか話せないベルギーの人が日本国大使館に行ったとしても、まず入り口で会話ができないということになります。ベルギーにある大使館なのに、ベルギー人と話ができないようで良いのでしょうか?

また、レストランでもフランス語とちょっとした英語しか通じませんでした。フランス語圏だから当たり前と言われれば当たり前なのですが、やはりベルギーの「首都」なのだから、その国のすべての公用語に対応できるようにしておくべきだと思うのです。国民の大多数がオランダ語を話す国で、「フランス語しか通じません」という場所が首都である、ということがなんだか恥ずかしいです。

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盗難にはとにかく注意が必要

 慣れている人であっても貴重品の扱いには気をつけて

日本ほど治安の良い場所はないと言われていますが、特にブリュッセルでは注意が必要です。夫は身長が190センチあり、まさかこの人につかみかかってくる泥棒はいないだろうと思うのですが、オランダ語とフランス語を理解するこの人でさえ、ブリュッセルに行く時には万が一財布などを盗まれたとしても何とかなるように、靴に200ユーロほどのお札を入れています。

日本では若い男の子たちがズボンの後ろにあるポケットに財布を半分見せた状態で入れている、などという光景をよく見かけますが、このような管理の仕方は海外では危険です。最近ブリュッセルの駅でもお札を半分見せた状態でポケットに入れている人を見たことがありますが、これはむしろ「盗んでも良いです」と言っているようなものだと思います。それほどブリュッセルの治安は悪いです。

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なぜブリュッセルがEUの中心なのか!

ヨーロッパに旅行する場合、EUの中心であるブリュッセルにも行ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、ベルギーで生活をしてブリュッセルに行くと、なぜここが首都なのかよくわからない、なぜここがEUの中心なのかわからない、という感覚に陥ります。もちろん、グランプラスの辺りはとても荘厳な建物が楽しめて面白いのですが、日本の首都である東京を訪れているような感覚でいてはいけません。常に危険があるということを念頭に置いておく必要があります。

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