世界一優しい国民のいる国ミャンマーでわかった大切なこと!

ミャンマーはつい最近まで軍事政権が国を実効支配しており、鎖国状態が長く続いた国です。現在は、観光客が少しずつ増え、貿易輸出入も増やすことで外国との接点が増えているようですが、それでもまだまだ様々な制限があり国民は外のことは何も知らない、外の者はミャンマーはどんな国なのかよくわからないと言った状況です。よって、外国資本が手の届きにくい場所であるため、文化という意味では大変面白い国なのです。私がこれまで60か国を旅する中でミャンマーは、人が世界で一番優しいのではないかと思っています。その理由をエピソード付きでご紹介したいと思います。

ミャンマーはどんな国?!

 ミャンマーの印象

ミャンマーの基本情報は、ネットでも調べられるとして、ここではミャンマーを旅する中で印象に残ったミャンマーに関する事柄を箇条書きで書いてみます。

・食事は美味しくない。ベトナムやタイなど人気料理のすぐ横に位置する国なので期待して行ったら、がっかりの味。屋台から観光客向けの高級レストランで食べたが、どこで食べてもいまいち。

・ミャンマーは、世界一民族衣装を着ている人の数が多いとされる。確かに、男性も女性も履き方は多少異なるが、様々な柄の長いスカート(ロンジーと呼ばれる)を履いている。私もカスタマイズしてマイ・ロンジーを購入。

・ミャンマー人の生活にかかるコストは他の東南アジアよりも大分低いはずなのに、観光客向けの物価はタイより高い。事実、多くのミャンマー人がタイに出稼ぎに来ている。

・バスやトラックを含め、走っている車のほとんどは日本車。

・エンターテイメントがほぼない。カラオケ、ボーリング、飲み屋さんなど見たことがなかった。

・外国製品、外国資本の会社が圧倒的に少ない。スーパーマーケットに行っても、ミャンマーの製品や隣国の東南アジアから輸入したものがほとんど。

・多くのミャンマー人がまだまだ貧しい暮らしをしている。シャワーもないため、道路脇に置いてある大きな樽で雨水を貯め、布で体を隠しながら体を洗っている。

・2006年まで首都だったヤンゴンには特に観光スポットはない。ミャンマーへ行くなら、遺跡の町バガンや避暑地インレー湖が良い。ミャンマーの素晴らしい自然と歴史が見られる。

 観光としては最高

ミャンマー観光はものすごくおすすめです。上記にも記載の通り、東南アジアの多くの国が欧米文化に大きな影響を受けている中、ミャンマーは本来のミャンマー文化が未だ残っているのです。タイなどのように観光客が増えて、文化に変化がある前に、社会が様変わりする前に見るべきアジアの形だと思います。私を含めミャンマーに行く多くの観光客はバガンが素晴らしいといいます。私は電気バイクをレンタルして、まるまる2日間日の出から日の入りまで遺跡巡りを楽しみました。モダンなビルがほとんどなく、これだけの保存状態で遺跡が残されている街は世界を探してもあまりないと思います。余計な光、モダンな技術はほとんどない、何千年も前に戻ったような絶景です。

世界一優しいエピソード

それでは、そんなミャンマーの人々はなぜ優しいのか、実際に起こった出来事を3つお教えします。

 1、お釣りをごまかさない

ミャンマーには観光客がわかりやすく利用できる公共交通機関がないと言っても等しいので、空港へ向かうときなどはタクシーを利用します。空港からホテル行きと、ホテルから空港行きの2回利用しましたが、どちらもラッキーなのか、それともミャンマー人はみんなこうなのか、ドライバーは英語をちゃんと話せるしっかりした男性なのです。どこかの発展途上国で乗った、怪しいタクシーとは程遠い、信頼できそうな身なり。車も清潔でなかなかいい車です。おそらく、ミャンマー人はまだまだ貧しい人が多く、空港を利用する人が少ないせいか、きっとタクシーの利用客はほとんどが外国人なのでしょう。それで、信頼できそうな身なり、というのが、信頼できる、に確信した瞬間がありました。空港に到着して、お金を支払い、やれやれ楽しい休暇だったと降りようとしたとき、ドライバーが、「お客さん多く払いすぎていますよ、返しますね。」と言ってお金を返してきたのです。ミャンマーの通貨はチャットといいますが、私はまだチャットの扱いに慣れておらず間違った金額を渡してしまっていたのです。通常なら、ドライバーはしめしめと気づかないふりをして、声を掛けてこないでしょう。でも、裕福な生活ではないはずなのに、この誠実さと真面目さには驚かされました。旅の最後の最後まで良い印象を残してくれました。

 2、暑そうにしていたら傘を貸してくれる

落ちそうで落ちないゴールデンロックという名所があって、その名の通り、巨大な石が金色に塗られているのですが、それが崖から落ちそうで落ちない場所で止まっており、多くのミャンマー人が集まり祈りを捧げています。しかし、石に触れることができるのは男性だけ、女子禁制です。そんな名所はちょっとした山の上にあるため、トラックで急な坂道を上り下りする必要があります。ぎゅうぎゅう詰めのトラックが坂を上って来ては、人を降ろし、また人を乗せ坂道を下っていく、何時に何台来るかもわからないトラック待ち場で途方に暮れた状態で自分が乗れそうなトラックを待っていました。その日は猛暑で夏の中の夏でした。山の上で影を探すのは容易ではない状況で、日射病になりそうな環境。暑い、暑いと言っていると、隣のおばさんが、なんと傘を貸してくれたのです!日本語を話す人なのかと思ったら、そうではない。こちらの暑そうな様子を見て、見知らぬ日本人観光客である私たちに気を遣ってくれたのです。優しくて優しくて涙が出そうになりました。これを読むだけだと、えっ傘を貸すくらいなら誰でもするんじゃない?って思われるかもしれませんが、日本で実際に同じように外国人を助けてあげられる人は何人いるでしょうか。

 3、道を聞いたら誰もがちゃんと教えてくれる

これは、どこの国でもそうかわかりませんが、ミャンマーで道を聞くと、すごく一生懸命に道を教えてくれるんのです。この人を助けてあげよう、今時間があるから案内してあげよう、そういう余裕があります。他国で案内してあげると言われると、案内された後にお金を要求されるんじゃないか、どこか変なお店に連れて行かれるんじゃないかと不安になりますが、ここは違う。案内したいから案内する。助けたいから助ける。こういうまっすぐな心が伝わってくるのです。旅を終える頃にはまっすぐで純粋な瞳と一生懸命に人を助けようとする心に私は大変惹かれていました。

人生はお金じゃない

ミャンマー人がこれだけ純粋で人を疑うことなく手助けしてくれるのは、ミャンマーがどれだけ平和な国であるかということを表していること以上に、長い鎖国の歴史で多くのものに触れる機会がなかったことが功を奏しているのだと私は考えます。経済発展する国は、どうやってお金を儲けようか考えることにやっけになって、いつかからか、利益がないと、人助けすることができなくなったと思います。そんな汚れた心をまだ持っていないミャンマー人には、人生を教えてもらった気がします。

   

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