バンコク在住1年半の私が今回ご紹介したいのは、ファッションです。天候の違いもあり、着られるもの、着られないものがあると思いますが、1年を通して真夏のタイで一見代わり映えのなさそうなファッションですが、おもしろい傾向があるのです。
アジアの中ではトップクラス
アジアの国と言っても、中国や韓国、インド、東南アジア、色々とあって、それぞれファッションが違いますが、私はタイ人のセンスはアジアの中でもトップクラスだと思っています。
センス
タイが観光客に人気な理由の一つも、細かいところでデザインのセンスが良く、一重に綺麗なものが多いです。このタイ人のセンスはファッションにも出ていて、変な色の組み合わせを着ている人や、変な柄の服を着ている人ってあまり見当たりません。もちろん、南国なので、カラフルでもどんな柄でも何でもありなところがあると思いますが、それにしてもちゃんとこの気候と服装がマッチしている人が多い。
同僚のデザイナー
特に私の同僚なんかは、デザイナーが多いのですが、日本や欧米に顔負けのセンスで、毎日のように違う服装で出社してきます。そんなお金どこから湧いてくるの?と聞きたいところですが、ファッションへのこだわりへのクレイジーさには頭の下がるところがあります。大卒の初任給が10万円以下のタイで、マーケットで服1枚500円くらいで買えますが、デパートへ行くと、3000円以上は当たり前、そしてブランド品となると、贅沢税が高いので下手すると日本で買うよりも高いものがたくさんあります。それを、「見て見て!」とでもいうかのように連日ファッションショーが続くのです。
胸とお腹はOK、お尻はNG
毎日猛暑の日が続くことが多いので、お肌の露出は少なからず多めになります。日本のオフィスでは肩の露出は良くないと言いますが、タイではノースリーブの人もいれば、へそ出しルックの人もいます。
ほぼ見かけないお尻
そんな中で、ほぼ見たことがないのが、お尻。お腹は何人も出ているのを見ているし、胸も見えそうな人はいっぱいいる。でもお尻はなぜか守る。もちろん売春街に近いところへ行けば、ホットパンツを履いた人がチラホラいますが、ヨーロッパのようにホットパンツが短すぎて下からお尻の一部が見えたり、しゃがんだときにTバックの上側が大胆に見えるなんてことがほぼありません。しかも今流行っているのは、短めのトップスに股上がお腹の真ん中くらいまであるパンツのセットです。ジーンズでもヨーロッパで典型的な股上が浅いものはあまり見かけません。
仏教国だから?!
自分なりの考えですが、仏教国ということもあり、やはり下半身は一番敏感な部分であって、隠さないといけない暗黙の了解のようなものがあるのかなと思います。下半身関係でいうと、タンポンも着用する女性が少ないので、こちらも保守的な考えの現れかと思います。
サングラスと帽子に対して。。。
一年中猛暑が続くタイなので、日差しから身を守るには帽子やサングラスが不可欠と思います。
サングラスや帽子をしない理由は
島へ行くと、また違う傾向になると思いますが、多くのタイ人は毎日着用する習慣がありません。生まれた頃からこの気候なので、今更サングラス?と思っているタイ人もいるかわかりませんが、日差しが強いときは屋根の下にもぐります。また、雨が降れば、コンビニのビニール袋を頭にかぶります。たぶんタイ人は代々、物を買うよりも、あるもので代用してきたので、今でも多くの人々そうしているのだと思います。
なぜそれを着る?
それに対して、一見必要なさそうなものを着用している人がたまにいます。それがセータなど冬向けの服装です。1年中暑いと厚いジャンパーを着たり、毛糸の帽子やマフラーをしたがります。そりゃそうですよね。毎日同じような服装じゃ飽きるというか、何か新しいものを試したくなる気持ちは十分にわかります。でも30度超えた暑さで、汗のにじみ出るような天気の中でどうやって毛糸に触れることができようか。。。生まれながらにして南国にいるタイ人の特技なのかもしれませんね。
買い物には最高
各国流行りのファッションは異なりますが、タイはまだまだ貧困層が多い中でもファッションに興味のある人が多い国だと思います。ということは、買い物をする場所も豊富だということ。観光客にとっても、楽しい場所になるわけですね。ぜひ、タイにお立ち寄りの際はデパートやマーケット巡りをしてみてください。
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