カンボジアへの移住!海外に行きたい理由は人それぞれ!?

カンボジアに移住し、今はこの国で生活をしています。最近では海外で就職をするという人も増えましたから、移住や海外転勤も珍しいものではなくなりました。ここでは、私がカンボジアに移住して仕事をどのように探したのか、ビザや生活費等は一体どのようになっているのか、という事についてお話ししたいと思います。

仕事の探し方

 日本人は仕事が見つけやすい!?

カンボジアという国は発展途上国ではありますが、現在安定した経済成長を遂げています。一人当たりのGDPはミャンマーと並んで東南アジアで最低水準ですが、GDP成長率は東南アジアでトップを誇っているのです。一人当たりのGDPは最低水準でありながら、東南アジア諸国でも屈指の高い成長率を遂げている国家であるということがわかります。
そんなカンボジアは、日本人にとっては仕事が見つけやすい国だと思います。というのは、カンボジアは労働力がとても安く、農業依存度を下げて製造業とサービス業を成長させるため、外資系の企業を積極的に誘致しているのです。そのため日経の企業も多く、日本人の雇用は至るところで積極的に行われているのが現状です。また、仕事の探し方も簡単です。日系企業に特化した人材紹介会社、外資企業の人材紹介会社等はどこもすべてインターネットで登録することができますし、面接や面談などもSkypeで行うことが一般的です。あるいは、知り合いの伝や口コミなどで仕事を探すことももちろん可能です。

 日本で仕事探しをするメリット

移住する前に日本で仕事を探す場合、大体は人材紹介会社を使って仕事探しをしますよね。人材紹介会社に登録し、どんな仕事をしたいか、どこで仕事をしたいか、などの面談を担当者と行った後、担当者がその人に合った仕事や企業を紹介し、面接などもSkypeで行われる、という形式が多いのではないでしょうか。
日本で仕事を見つけてからカンボジアに渡航するメリットは、まず会社にもよりますが、カンボジアへの渡航費を会社が負担してくれる場合があるということです。片道のチケット代とは言え、数万円のチケット代を負担してもらえるという事はとても大きいですよね。そして仕事ができるという確約があることも大切です。現地で仕事を探す場合、どんな仕事になるのか、いつから働けるのか、未定のままカンボジアに渡るわけですから、もちろん不安もあります。

 現地で仕事探しをするメリット

その一方で、現地で仕事探しをすることにもメリットがあります。まず、企業や会社に直接赴いて面談や面接ができるため、その会社でうまく仕事をすることができそうなのか、直接雰囲気を見て判断することができます。
また、ツテやコネを使うことも可能です。カンボジアはプノンペンだけでも3,000人の日本人が住んでいると言われており、日本人のコミュニティーはとても広いのです。そのため、1人知り合えばまた1人、また1人と日本人につながっていき、仕事探しをしていると相談すれば、知り合いを通じて日本人の人材を募集している会社などから声がかかるということも珍しくありません。人材派遣会社を通じて人材を雇用すると高額な紹介料を支払わなければいけないため、知り合いのツテで雇用すれば、企業にとっては節約にもなるのです。また、すぐにでも働けるという好条件な人材を確保することができます。

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ビザと給与について

 業務ビザで入国しよう

カンボジアに入国する場合、ビザが必要になります。ビザには観光ビザや業務ビザ、外交ビザなど様々なものがありますが、仕事をする前提でカンボジアに入るのであれば必ず業務ビザ、E-VISAでカンボジアに入るようにしましょう。観光ビザでもビジネスビザでも、滞在できる日数は30日だけです。しかし、その後長期滞在のできるビザに切り替えられるのは業務ビザだけなのです。
つまり、観光ビザで入国してしまったら長期滞在するためにはカンボジアから外に出て、改めて業務ビザで入国し直さなければならなくなります。ビザは日本からインターネットで申請することもできますが、空港に着いてからアライバルビザを取得することも可能です。
先日、カンボジアに移住してきた私の友人は観光ビザで入国してしまったため、仕事は無事に決まったものの、いちどカンボジアから出なければならなくなりました。とは言え、日本に帰る必要はなく、カンボジアから出さえすれば良いため、4時間かけて陸路でベトナムに向かい、ビザを取り直していました。

 給与について

カンボジアで仕事をするという事は、現地基準でお給料をもらうということになります。カンボジアの人の最低賃金は月給170ドルで、日本人の月給平均は800ドルから1,500ドルほどです。また、日本人がカンボジアで就職すると、たいていは現地スタッフを統括したり、マネジメントする立場になったり、日本語教師など日本人にしかできないような仕事を任されることがほとんどです。
また、仕事をするときには外国人労働許可証であるワークパーミットが会社から出るのか、業務ビザから1年滞在が可能なマルチプルビザに切り替えるためのビザ代は出るのか、しっかり確認しておかなければいけません。ワークパーミットがない状態で仕事をすると不法滞在となり、強制退去になる可能性があります。また、ビザの切り替えには約250ドルの料金がかかるため、会社から出してもらえるならばそれに越した事はありません。また、保険も会社負担なのか自己負担なのかしっかり確認した上で仕事に就いた方が良いでしょう。

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生活費と日本人のコミュニティについて

 貯金は可能!

生活に必要なお金は、どのような生活をしたいかによっても変わってきます。外国人が住むアパートは、毎月150ドルから800ドルの家賃がかかりますが、地元の料理ならば1ドルから食べられますし、日本食ならば5ドルから食べられます。その幅はとても広いのです。地元のレストランなどで3食食べ、150ドルの家賃のアパートに暮らせば、毎月1,000ドルほど貯金する事は夢ではありません。
私の場合、アパートは家具や電化製品等全て揃っており、防犯カメラ、オートロック付きの1DKで毎月200ドル支払っています。しかし、街の中心部から15分ほど離れているため、値段がこの程度まで下がるのです。昼は地元のレストランで1ドルの昼食と、夜は同じく地元のレストランで2ドルほどの夕食をとり、週末は飲みに行ったり、日本食を食べたりしても、毎月700ドルほどしか生活費がかかりません。そもそも物価が安い分給与も安いですが、自分の生活の仕方次第では日本で働く以上に貯金をすることが可能です。

 日本人のコミュニティについて

先ほども述べた通り、カンボジアには多くの日本人が住んでいます。私はプノンペンに住んでいますが、ここにはたくさんの日本食レストランやチェーン店、イオンモールなどもあり、日本と変わらない生活をすることができます。カンボジアの物価に比べれば多少値段は上がりますが、日本食レストランは日本の食事とほぼ変わらない値段と味ですし、食材や調味料に関しては日本に比べて少し割高ではありますが、手に入らないものの方が少ないといっても過言ではないほど、日本人にとってはとても住みやすい街です。
私は以前オーストラリアに住んでいたことがあるのですが、オーストラリアの日本食はとても割高な上に味はそこそこ、日本の食材なんてとても手を出せなかった思い出があります。しかしカンボジアに入ると日本食が恋しくなるということもありません。都道府県会や年代別コミュニティがあるほど、プノンペンに住んでいる日本人はとても仲が良いです。
私は平日は日系企業で日本語漬けで生活しているため、週末はなるべく英語のコミュニティに参加するようにしています。外国人のコミュニティも非常に広く、いろいろな国から来た人と気軽に知り合うことができ、お互いの言語を学びあったりすることができます。ですから外国語を学びたい、外国人と海外で仕事をしてみたい、と考えている人にはぴったりの国だと思います。

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海外で働きたい理由は人それぞれ

海外で働きたいと考える理由には様々なものがありますよね。日本が合わない、海外で働いてみたい、お金を貯めたい、今しかできないことをしたい、など様々な理由がありますが、実際に移住をして海外で働くという事は人生における大きな決断と判断が必要になります。しかし、その決断をするという事は怖いことではありませんし、その理由は絶対に間違ってはいないと思います。
私の住んでいるプノンペンには、様々な理由で仕事をしている日本人がたくさんいます。「50年前の日本とそっくりなプノンペンで日本食の味を広めたいから」「東南アジアが好きで、自分の美容室を持ちたいと思ったから」「カンボジアには多くの可能性を感じたから」、そしてさらには「カンボジア旅行中に詐欺に遭い、無一文から3年後にお店を開いた」という人もいます。海外で働きたい理由なんて人それぞれで良いのです。
もしもあなたが、日本社会は少し堅苦しいと感じていたり、仕事のために生きているのに疲れたりしたならば、ぜひカンボジアに来てください。

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