イギリス人の夫と結婚して、今年で11年目を迎えます。今は2人の子供と4人でイギリスにて生活しています。結婚する前は、別に「外国人と結婚したい!」なんて思っていたわけでもなく、たまたま出会い、恋に落ちた相手が外国人だった、という事にすぎません。
最近は国際結婚のカップルも増えていますよね。ここでは、私が経験から思う「国際結婚を成り立たせるコツ」についてお伝えします。
やっぱりあるある言葉の壁!
日本語ほどは話せないこともある
国際結婚をして、相手の言語で生活し、しかも相手の国に住むとなれば、「言葉の壁」にぶち当たるのは当然です。私も日常会話には困りませんが、どうしても細かい英語のニュアンスや「今、この話を日本語で出来たらもっと面白く言えるのに…」と思ってしまうことがあります。
つまり、細かい表現などで言葉の壁を感じるのです。でも、「ま、いっか!」と開き直ってしまう私は楽天的なのかもしれません。
夫の家族との会話
夫の家族がみんなで話している時や友人たちが話している時は、みんなの輪に入り込めずに上手に話せない自分に悩んだものです。しかも、今は無理してまで大人数の会話に入る必要もないだろうと感じています。
私が知りたいような内容ならば、後で夫に分かりやすく説明してもらうようにしています。本当はもっと努力して英語力を高めていかなければならないのですが、こっちは第二言語で生活し、相手は母国語を話しているわけですから、やはり協力して欲しいとも思うのです。
コミュニケーションに努力は必要
ママ友
子供が幼稚園や学校に行き始めると、学校からの英文の手紙に毎日目を通し、ママ友と話さなければならない機会も増えます。英文の手紙を読むと時間はかかるし、先生との連絡事項などに「英語が分からない」は通用しません。何より子供のためですですから。
しかしどれだけ難しいと思っても、ママ友や先生とコミュニケーションを取る努力さえすれば状況は変わってきます。
理解してくれる人々
イギリスは、アジア人のつたない英語でも理解しようとしてくれる人が多く、私はとても助かっています。完璧な英語を求められてしまうと辛いけれど、努力をしようとしていることは分かってもらえます。
国際結婚をして海外に住むにあたり、言語のコミュニケーションは大事ですし、努力はもっと大切だと痛感しています。
文化や習慣の違い
日本と違う!?
国際結婚して相手の国に住む場合、文化や習慣の違いにも慣れなければいけません。日本ではこうなのに!と比べていたらストレスになってしまいます。そして実際に、日本では考えられないようなことがよく起こるのがイギリスです。
例えば、問い合わせのために電話をすると「今日中には調べて折り返します」と言われますが、99パーセント折り返しの電話はありません。もう一度自分から電話をしなければいけないのです。また、インターネットの配線や工事の日程や、注文したものの配達日時などもだいたい遅れます。また遅れるんだと諦めながら、最近は「期待はしてはいけない」という事を学びました。物事を何とかしたいのであれば、こっちから積極的に動かないとスムーズに進まないのがイギリスの生活です。海外でもストレスなく生きていける適応力と行動力も必要です。習慣の違いこそ、受け入れてうまく付き合っていかないと海外生活は大変です。
嫁と姑問題
嫁と姑問題はもちろんイギリスにもあります。子離れできていないというか、イギリス人の母親って息子大好きなんですよ!「今日はどうだった?」「孫の学校どうだった?」など毎日同じ内容の電話を夫にしてきます。彼も彼でとても優しく会話しています。最初は「また?電話してきて何の用なの?」と思ってしまいましたが、慣れました。
私は洗濯や掃除のやり方が違うと言われたこともあります。習慣の違いもありますから、「え?」「は?」と思うことも未だにあります。でもイギリスでは同居する文化がなく、有難いです。親は近所に住んでいて助けてくれるということはあっても、同居や介護を強いられることはまずありません。イギリスでは、ホームヘルパーや施設が一般的なのです。
行動力と適応力
言葉の壁こそつらいですが、乗り越えるための努力が必要です。コミュニケーションも努力さえすれば乗り越えられますし、何より夫婦・家族円満が一番です。海外生活では少しでもストレスなく生活するため、ある程度の行動力や適応力が必要なのです。国際結婚を考えている人は、ぜひ参考にして下さい。
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