海外赴任して、まず多くの駐在員が覚えるのが現地の挨拶など簡単な現地語です。海外赴任するわけですから英語はもちろん、現地語を習得することでさらに自身の可能性を広げられることになるでしょう。
私の場合、現地語は挨拶や簡単な言葉ぐらいは覚えましたが、現地人と現地語ですんなり会話できるほど語学力は上がりませんでした。もともと業務自体も英単語が多く、指示も簡単な英文であれば、問題ありませんでした。むしろ社内の公用語は英語でした。
メーカー、現地の役所などで働く人は、相手が現地人の為現地語を覚えるのが必須になるようです。例えば、メーカーの場合現地のサプライヤーに営業します。田舎や無電家の場所にも行きますから、当然そうした場所まで英語が浸透していることはないでしょう。
語学の勉強時間は?
多くの駐在員の場合、1週間に1〜2回 1回2時間前後、家庭教師を雇って勉強という話を聞きます。しかし、ここで日本での勉強と海外で勉強では大きな違いが存在します。例えば、皆さんで週に2回程度の勉強で英語は上手くなったでしょうか? 1週間 合計4時間程度の勉強で果たしてどれぐらい喋れるようになりましたか?と聞かれても返す言葉が見つからない人も多いのではないでしょうか?
駐在員の場合
現地に駐在している場合、家庭教師が指導する時間以外にも、四六時中現地語を学べる環境があるのです。例えば、レストランに入ったときもそうですし、スタッフと何気ない会話、業務の指示、実際は話に参加していなくても、スタッフ同士の会話を聞くことで、徐々に言葉を覚えていくのです。
駐在員以外の人の場合
駐在員以外のような日系企業で働き、空いた時間に家庭教師をといった人もいれば、日本人が誰もいない環境に身を投じて勉強してきた人もいます。例えば私の知り合いに、柔道のミャンマーナショナルチームを指導していた日本人がいました。通訳もほとんどつかない状態で最初は四苦八苦したようでしたが、2か月ほどするとだんだん耳が慣れてくると言っていました。
こんなこともありました。ある日私は彼と一緒にミャンマーチームが行っていた柔道の練習をみていました。なんと彼は、指導者が選手に出したミャンマー語の指示を全て聞き取っていたのです。この語学力は、現地人の中で生活をして得た賜物なのかも知れないと思いました。
『読む』『書く』『話す』一番大事なのは?
どれも大事だと言えますが、駐在員の場合は会話能力が一番重要です。ミャンマー語となると書く能力まで上級レベルの人は少ないです。英語であれば、書くことも簡単かもしれませんが、ミャンマーの現地語となると象形文字のような形の文字もあります。アラビア語などは、文字を書くのが逆です。一方会話力は、多少発音が悪くても、現地人のフォローなどもあり、吸収が早いです。
愛人が出来ると上達すると言うのは本当か?
語学の勉強法で一番手っ取り早いのが、「現地人の愛人をつくること」という方法ですがこれも人によって向き不向きがあります。
駐在員で現地人の女性と付き合っている人がいましたが、その方たちの会話は英語でした。その為、現地語が見違えるほど上達したわけでもなかったのです。
もちろん、彼女が現地人だった為、現地語がしっかり上達している日本人もいました。つまり、語学の上達に近道がなく、「自分がどうしていきたいか」といった根本的な理由が必要になってきます。
男性限定の方法ですが、キャバクラなどのお店にいって女性と会話して言葉を覚えるという人もいます。理由はともあれ、言葉が少しでも喋れるようになると現地人との会話がさらに楽しくなるのかもしれません。
上達方法は人それぞれ
語学の上達方法は、人によって様々です。仕事で必要だからといった人から愛人が現地人という人まで。現地人でも日本語を学んでしまう人もおり、片方の語学力が全く進歩しなかったという例もあります。語学習得に近道はないのですが、これらの例を参考にして、頑張ってみてください。
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