マレーシア人と働くコツ!フレンドリーな性格で仕事がしやすい

マレーシアにて、電子部品の製品開発を一緒に行ったことがあります。日本に戻ってからも、日本の事務所で人員不足の際は数カ月に渡り、マレーシアから技術士に来日してもらって一緒に仕事をすることもありました。アメリカから伝わってきた技術に関する情報交換やアメリカやアジア各国で電話会議を頻繁に行っていたこともあり、マレーシアにいた時も日本にいた時も、マレーシア人とは普段から友人のように交流がありました。ここでは、その時の経験から学んだマレーシア人と楽しく働くコツについてお話しします。

食べ物や習慣に気をつける

 文化や宗教の背景が様々である

マレーシアの人と話すときに気をつけた事は、食べ物や習慣でした。つい、相手が中国系マレーシア人だと日本人と接しているような感覚になってしまい、配慮が欠けてしまうことがあります。
しかし、マレーシアは文化や宗教も様々であるため、同じマレーシア人であったとしても、違う価値観を持っている可能性があるのです。知らないから仕方がないとは言え、やはり相手の多様性や個性を尊重した物言いをする必要がありました。

 多種多様なマレーシア人

日本は極めて単一民族国家に近い国ですから、日本人であれば似たような価値観を持っている可能性が高いです。しかし、文化や宗教など様々な背景を持つマレーシアでは、マレーシア人として一括りにすることはできません。
そのため、「マレーシア人とは」と考えないことが大切です。確かに同じ国籍を持つ人たちではありますが、あくまでも個々人によって全然違うということを念頭に置いておかなければいけないのです。

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英語力

 比較的日本人の英語が通じる

いくら英語が話せるつもりであったとしても、英語圏のネイティブスピーカーと話したら英語が通じなかった、などという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。私も、アメリカ人と話している時に発音が悪かった為、意味が正しく伝わらなかった苦い経験を持っています。
しかし、マレーシアの人の英語は比較的スローペースな印象があります。日本人の「頭で英文を考えてから口に出す」という英会話であっても、文法が正しければ比較的正確に伝わります。

 様々な言語を使いこなすマレーシア人

マレーシアの人は主に中国系です。そのため、自分の国の言葉以外に英語や中国語を話せることもあります。その背景では、母国語を学ぶ前から他の言語を学んでしまうが故に、母国語が発展しないというセミリンガルの問題も抱えていますが、それでも様々な言語を使いこなす姿は圧巻です。
私自身、英語は決して得意ではありませんでした。しかし、マレーシアの人と友人付き合いをしていくうちに、自分も外国語を自然に学ぼうと思えるようになりました。

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SNSの使い方

 仕事とプライベートの区別がない

私が出会ったマレーシアの人たちは、職場の人間同士でありながらSNSでつながっているということが多かったです。また、SNSもしょっちゅう更新しており、お互いに「イイね!」をし合っていました。
日本のように、仕事が終わった後に飲みに行くという事はあまりないものの、SNSを通じた交流は盛んのようです。プライベートなことを知り合い、仕事でも仲良くするという感じです。

 日本とは違うSNSのつながり方

日本人の場合、プライベートなことを職場の人には知られたくない、足を引っ張られたくないなどという思いから、同僚とはSNSではつながりたくない、特に上司と何か絶対つながりたくないと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、マレーシアの人たちにはそのような感覚がないようです。
郷入れば郷に従えと思い、私もFacebookで同僚たちと連絡を取り合おうとしたことがあります。しかし、ある人とFacebookで連絡を取り合うと、どんどん私の個人情報が共有化されてしまい、どうしても不愉快に感じてしまうことがありました。
これはマレーシアに限ったことではなく、アジア人はSNSが大好きだと聞いたことがあります。仕事に影響がないとは言えないものですから、うまく使いこなせると良いのですがけど、私のように仕事とプライベートは分けたいと思う人間には、なかなか難しいものがあります。

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空気は読めないマレーシア人

もともと、「空気を読む」という言い方は日本人独特のものです。そしてもちろん、他の多くの国の人同様、マレーシア人も空気は読みません。
私が働いていた日本の事務所には、社内の派閥がありました。しかし、そのようなものを読み取らないマレーシアの人たちはその派閥を無視して、仕事を両派閥に依頼してくるのです。異なる派閥とは仲が悪い私たちの状況がわからないので、仕方ないことですが、日本人としてはかなり気を使ったことがあります。
私たち日本人と仕事をするならば、やはり外国人にも日本の考え方を知ってもらうことは大切だなと思っています。つまり、私たちがまずは「日本の仕事のやりかたはこうですよ。(派閥っていうのがありますよ)」と教えてあげることが必要だと思います。
私が思うにマレーシアの人は英語がゆっくりで、人間性も良いため、初めて外国人と働くパートナーとしてはベストです。海外に移住して現地で働きたい人には、マレーシアはおススメです。

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