カナダと日本の高校での教育システムの違い~個性を伸ばすカナダの教育

日本に住んでいても他国の文化、歴史、食に触れる機会は、意外とたくさんある気がしますが、その国に行かないと絶対体験できないこともあります。現地の教育システムはその1つです。私は高校の時に3年間カナダに留学した経験があります。カナダの教育システムは日本とは全く異なったもので、最初は驚きや苦悩の連続でした。今日は日本とは大きな違いを感じたカナダの教育システムについて、いくつかご紹介したいと思います。

カナダの高校にはクラスという概念がない

カナダの学校には、何年何組といった自分の固定のクラスを持つシステムがありません。日本でいう大学と同様に、自分の専攻している授業ごとに、教室を移動して勉強します。
唯一学期末に通知表を受け取る際、名前でアルファベット順にクラス分けされ、通知表を渡されます。

 実はクラスはとても重要

カナダの高校は朝夕の挨拶がないので、面倒くさくなくて良さそうと一瞬思う人がいるかもしれません。しかし、よく考えるとクラスメートという存在がないので、友達作りや、コミュニケーションの輪を広げる機会が自動的に狭まります。
地元出身の生徒はほとんどが小学校から同じ学校に通っている人が多いので、すでにコミュニティーが出来上がっていますが、転校生や留学生など新しい地に越して間もない人達は、最初は少し戸惑うような場面が多々あるように思えます。

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自分のペースやレベルに合わせて学ぶことができる豊富な選択科目

カナダの高校は選択科目の豊富さでも有名です。日本も最近では選択教科の種類は年々と増えていますが、カナダでは高校の場所や人のニーズによって様々な学科が設けられています。

 山登り、外国語、料理、何でも学ぶことができる!

例えば、自然が豊かな地域では選択教科の一環でロッククライミング(山登り)などを学ぶことができます。アウトドア派な生徒には持ってこいの科目です。
他にも言語の学科では、フランス語、スペイン語、日本語、中国語など、幅広い選択の中から自分の学びたい科目が選べます。
日本人がカナダに留学してラッキーな点は、日本語のクラスを実際に受講しなくても、州で指定されているテストを受けるだけで、日本語のクラスの単位を取得できることです。
他にもクッキング(料理)の選択科目などもあり、ランチのカフェテラスでの食事は、そのクラスを受講している生徒が、授業の一環として食事を準備することもありました。

 自分のレベルに合った科目を選択可能

様々な種類の選択科目に加え、学科ごとに普通レベル〜上級者レベルに分けられていて、自分のペースやレベルに合わせて学ぶことができるといった点では、カナダの教育プログラムは最高です。

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進路について真剣に考える科目もある

カナダの高校では必須科目の中に、一味変わったプログラムがありました。Planning(プランニング)という科目です。これは自分の将来について考える科目で、興味のある仕事・分野について調べたり、今までの人生の中で達成した出来事を振り返ったり、取得した資格やボランティア経験などを改めて整理し、これから踏み出していく世界に向けて、それらをどう活かしていくのかを学ぶ科目です。

 自分の将来にとって何が必要なのか?

日本では高校卒業後、何がやりたいのかわかりないまま、何気なく大学に進んでいく、といった人が少なくないと聞きます。一方、カナダではこの学科を受講することによって、卒業前に自分の将来について皆が真剣に考えます。それゆえ、卒業後に求められる必要な学歴や資格を理解でき、それに合わせて将来の準備に取り掛かっていきます。

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カナダの教育システムは個性重視

このようにカナダには、日本とはまったく異なった教育プログラムが導入されています。多様な人種、性格を持つ生徒に対して、1人1人の必要性や好みにあった学科を選ぶことができます。
生徒はそれぞれ自分の強みを見つけ、また、高校は疎の強みを伸ばす手助けをしてくれます。
制服、髪色、メイクなど外観だけで判断されることもなく、中身を見てその人の個性を育ててくれます。

 自分の個性を伸ばしたい人はぜひカナダの高校へ

日本には日本の教育の良さがあり、カナダにはカナダの全く異なった良さがあります。自分の個性や色を活かしたい、伸ばしたいと思っている人はカナダの高校も視野に入れて進路を考えてみてはどうでしょうか?日本とは一味違う世界に触れ合うことができるのは間違いありません。

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