ネパール人男性と結婚して、九州のとある町に息子含め3人で暮らしています。スピード婚だったこともあり、結婚当初は分からないこと、後から判明したことが多く、喧嘩もちょいちょいありました。あまりにも喧嘩がひどく、「ネパールに帰る！」と言われたことも・・・。ですが今ではだいぶお互いに理解ができ、ほとんどを穏やかに楽しく暮らせていると思います。うまくやっていくために、私が意識してきたこと、していることがいくつかあります。それは夫が『外国人だから』『男だから』『人だから』の、『外国人だから』に焦点を当ててお伝えします。
家事をしない夫を動かす
結婚当初の夫
彼は結婚当初は掃除、洗濯はあまりしませんでした。ほとんど私です。お互い共働きにも関わらずです。掃除、洗濯ができないわけではなく、結婚する前は日本で学生をしていて、一人暮らしでしたので掃除、洗濯、料理などは一通りしていたようです。汚いところは嫌いなので掃除は特に念入り。結婚してからの料理は自分が食べる、辛～く油ギトギトの肉料理だけ調理しました。もちろん洗いものは私。食べたら即スマホ。片づけてというと「あとでするから」。「しなくていいよ」とも言われますが結局翌朝の食事に困って私が片づけることに・・・。夫は朝食は当時は食べなかったから何も困ることはなし。結婚当初は毎日こんな感じで私はストレスが溜まりつつありました。
現在の夫を変えた言葉！
そんな夫は今ではあまり嫌な顔をせず掃除、茶碗洗いをやってくれます。いったい私は何をしたか？それは『褒めた』！です。褒めること？別に外国人でなくても当然じゃないと思われましたか？褒めるポイントがあるんです。そのポイントとは「あなたは日本人の男性とは違う」という面を強調するんです。（日本人男性が聞いたら怒りそうですね。すみません。）
夫が手伝いをするようになるまで
私の実体験
実体験を聞いてください。ある日、夫が仕事から帰って職場で胸板を褒められたと嬉しそうに話してきました。夫は身長は中背、見た目はスリムです。だけど胸板は動かすことはできませんが厚くくっきりしています。私が「外国人だからね～」と言うと主人がこう言いました。「そうそう、私は日本人とは違うから！」とても誇らしげに！そこは見逃しませんでした。使える・・・！私は時が来るのを待ちました。2，3日経ち、夫に仕事疲れがなさそうな日に、食後、食べ終わった茶碗を一つだけ体を掴んでなんとかかんとかしてシンクまでもっていかせました。シンクに置かせてすかさず私は一言。「やっぱネパール人は優しいね！日本人だったらすぐ怒ると思う」そしてハグ付きで。それに対して夫は得意げに「私は日本人とは違うから」。その言葉を私は待っていました！
その結果・・・
その日以来、（時々してくれない日もありますが）下膳してくれるようになりました。同じようにして掃除、茶碗洗いは今はしてくれるようになっています。茶碗洗いは雑で汚れが残っていますが大げさに感謝して指摘もやり直しもしません。私の汚れ残りは目ざとく見つけてきますがね。洗濯だけは面倒なのか見ないようにしています。
外国人男性を褒める時に気を付けてほしいこと
注意点は？
日本人男性との比較で優越感に浸る夫ですが、日本人男性のことは大好きです。（変な意味ではなく）日本人男性からも好かれるようですし、偏見の目で見ることなく誰にでも明るく接しているようです。なのでこの日本人は劣っている、だめだなどは感じていないと思います。比較対象はアメリカ人でもフランス人でも良かったです。身近にいるということで日本人男性が一番わかりやすいのか調子に乗ってくれる度合いが大きいです。このポイントに関して、注意点があります。それは決して「日本の男性は〇〇してくれるのに！」という形で使わないこと。そういう風に言うことで競争心を狩り経たせて意欲的にさせようと試みたところ、意欲的になるどころかブチ切れ、しばらく口をきいてもらえず、結構後を引きました。でも、けんかしたときに相手を言い負かしたいときに使っちゃってたりして・・・。
褒められてうれしくない人はいない
いかがでしたか？私の夫は一人で日本へきて、最初は一人暮らし、友達もおらず言葉もわからなくお金もない、とても孤独を感じ、劣等感や自己肯定感が低くなっていたようです。なので褒めることが効果的だったようです。「日本人よりすごい！」という面より「外国人なのに日本で何でもできるね！」という面も協調できればなおうれしいかもしれませんね。
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