ネパールの男性と結婚し、今は1人息子と3人で、九州で生活しています。息子が1人います。結婚してだんだん慣れてきましたが、今でも夫の言動や考え方にはびっくりしたり、笑ってしまったりすることがあります。そして良かったことや嬉しかったことなどもたくさんあります。そんな中で、「やっぱりネパール人だからかな」「やっぱり外国人だからかな」と思えるようなことも少なくありません。ここではその中のいくつかを紹介します。
顔が濃いため注目されやすい
「目が遠くにある」
ネパール人の顔立ちは私たち日本人のようなのぺっとしたような顔立ちから彫りが深い顔立ちまで様々です。肌の色は白い人もいれば、褐色の人もいます。
夫は彫りが深く、むしろ日焼けサロンに通ってるの？と言いたくなるような肌の色です。夫は「彫りが深い」という日本語が覚えられず、「目が遠くにあるねぇ」と言っています笑。
とにかく声をかけられる
さて、そんな夫と一緒に歩いているとまず必ず声をかけられ、たくさんのものを頂戴します。まず勧誘はほとんど！「他にもたくさんの人がいるでしょう、なぜいつも私たちなの？」と思うほど、勧誘の人は夫に向かってまっすぐやってきます。契約をしないのに、ティッシュやパンフレット、お菓子など様々なものをくれるのです。
また試食も凄いです。試食に群がっている人はたくさんいるのに、「ハロー、ちょっとこれ食べて！」と、少し離れた場所にいる夫にわざわざ声をかけてくるスタッフは少なくありません。ましてや1歳の息子がそばにいたら最強です。子供はいかにもハーフ顔。知らないおじさまやおばさまが近づいてきて可愛がってくれ、最後にお菓子をいただくことが本当に多いです。親がありがたく貰って食べます。
「愛しています」「大好きです」
毎日欠かさず言ってくれる
お付き合い当初よりも、結婚した今の方がこのような言葉を言ってくれる回数が増えました。毎日欠かさず言ってくれるのです。愛を表現する言葉を最近の日本の男性は言うのでしょうか？少なくともお付き合いしていたことがある日本人男性は、お付き合いの年月が長くなるにつれて言わなくなっていく人が多かったです。
夫が片言の日本語で「です」をつけて愛を表現してくれる姿は本当に萌え！です。喧嘩した時はさすがにそんなことわいませんが、仲直りしたら必ず何度も言ってくれます。
家族を大切にする
家族の範囲が広い
夫は家族というものを本当に大事にします。これは日本人も同じですが、彼の場合は家族の範囲がとにかく広いのです。どうやら私たちが家族というよりは親戚だと捉えているような人々も家族に含まれています。
以前、夫の兄弟の奥さんが日本に来たことがありました。彼女は日本語が夫の日本語よりも上手だったのですが、その奥さんと話した時「ネパール人は親戚も家族。とても大事にします。だから仲良くしてください」と言ってくれました。
私の親が病気になれば「大丈夫ですか」としょっちゅう心配してくれます。そしてネパールに住んでいるおじさんやおばさん、いとこ達とも頻繁に連絡を取り合っているようです。また、ネパールの家族も私たち、特に息子のことを本当に気にかけてくれます。夫はもちろん私たち家族のことを本当に大切に考えてくれているのです。
国籍を含めて「彼」であるという事
いかがでしょうか。このようにかくと、「外国人と結婚したらこんな生活ができるのかもしれない」などと夢を膨らませる人も多いかもしれません。しかし、私は確かに外国人であるネパール人と結婚しましたが、私は彼がネパール人だから、彼が外国人だから、という理由で結婚したわけではありません。「彼だから」結婚したのです。
もしネパール人じゃなかったら、それでも結婚したかもしれないし、しなかったかもしれません。それはわかりません。だってネパール人であるということも彼の一部なんですから。良かったこと、嬉しいこともあれば、もちろん嫌なこともあります。そんな時こそ良かったことや嬉しいことを思い出して、2人で楽しく生活していきたいです。
