海外で仕事するにはやっぱりTOEICは必要?それともTOEFLやIELTS?

英語話せるようになりたい、将来は海外で仕事をしたい、などという意識を持ってTOEICを受験する人も多いのではないでしょうか。かつてより、将来英検はなくなると言われてきました。そしてその代わりにTOEICの方が重視されると言われてきたのですが、それならば、本当にTOEICは役に立つのでしょうか。

TOEICは日本でしか通用しない

 TOEICは世界的なものではない

結論から言いますと、海外で働きたいと思ったときに、TOEICはほとんど役に立ちません。というのは、TOEICというのは驚くほど知らない人が多く、決して世界的なものでは無いからです。
それはもちろん英検も同様です。日本国内では大学受験や就職において、英検やTOEICが重視される傾向があります。しかし、海外で仕事をしたいと思うときはどちらともあまり役には立ちません。

 TOEFLかIELTS

海外で仕事をしたい、そのために海外で自分の英語力を証明出来るようにしておきたいと思うのであれば、TOEFLかIELTSを受けるようにしましょう。どちらとも、海外の大学に留学する場合などに使われるとして日本では知られていますよね。
海外の大学では、学生が英語力を証明したいと思う場合、この2つが一般的です。例えば、中国の学生では大体の学生がどちらかの受験経験を持ち、特にアメリカに行くための足がかりとしています。この2つは世界的に知られているものですし、水準がはっきりしていますから、もしも海外で働きたいと思うならばこの2つを受験しておきましょう。

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海外で仕事をするにあたっての英語力

 英語が話せればいいの?

もちろん、海外で仕事をすると言っても様々なものがあります。海外の企業で仕事をする場合もあれば、日系企業で出向という形で仕事をする人もいるかもしれません。また、海外で日本語を教えるという人もいれば、日本人観光客を相手としたツアーコンダクターとして仕事をしている人もいます。
海外で仕事をするというと、どうしても「英語がしゃべれれば良い」と思うかもしれません。確かにアメリカやカナダなど、英語圏の国家であれば英語が話せればそれに越したことはありません。しかし、海外で仕事をするからといって必ずしも英語が必要というわけでもないということも知っておきましょう。

 英語圏以外で働く場合

確かに海外で働こうと思うと、英語力が必要になると思うでしょう。そしてどの国に行くにしても、英語は共通語になる可能性が高いですから、確かに英語が話せた方が良いです。しかし、英語圏以外の国家で働きたいと思うのであれば、必要な言語は必ずしも英語というわけではありません。
例えば、私は中国の北京で生活をしていますが、こちらの病院に息子を連れて行った時、日本人の内科医がスウェーデン人のスタッフと中国語で話している姿を見かけたことがあります。共通語というとどうしても英語というイメージがありますが、この日本人医師とスウェーデン人のスタッフはどちらも英語が話せるため、中国で仕事をする上では困らないようでした。そして日本人医師は中国語は話せても、英語は話せませんでした。ですから、行く場所によっては必ずしも英語が必要というわけでは無いのです。

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求められる英語力

 ネイティブ並みの英語力が必要

海外で働こうと思うのであれば、ネイティブ並みの英語力が求められるという場合もあります。特に英語が共通語の場合、「英語が話せます」程度では会話についていけない場合があります。英語で日常会話ができるというのではなく、英語で難しい話ができるという状態であってこそ、海外で働くことが可能になります。
場合によってはTOEICのみならず、TOEFLやIELTSもそこまで重視されないという場合もあります。というのは、この2つのスコアが良かったとしても、必ずしも仕事で必要な英語力があると入りません。例えば、英検1級を持っている人が完璧に英語を話せるとは限りませんよね。
特に仕事をする上ではスピーキングが大事になります。ですから、英語がどのくらい話せるかという事はあくまで自己申告で、面接などでチェックされるということもあります。

 海外での感覚

いくら英語が話せたとしても、価値観や感覚が違えば、外国人と一緒に仕事をすることが難しくなります。同じ単語を使ったとしても、思っているニュアンスが違えば会話は通じません。
実は、特にアジア人が英語を使う際、よく使ってしまう表現にmaybe、多分、というものがあります。なんとなく自信がない時にこの単語使う人も多いのですが、実は、このmaybeはその可能性が3割程度の時に使われる表現なのです。つまり、同じ「多分」であったとしても、「多分違うけど」という前提があるのです。
その前提を知らずに職場でmaybeを使いすぎてしまえば、あなたは「多分違うけど」と連呼してるも同然です。当然ながら、信頼できない人に聞こえてしまいますよね。このように、ニュアンスが違う、感覚が違う、あるいはそもそも英語単語をしっかりと理解していない、ということによって仕事に影響を与えてしまう可能性があるのです。だからこそ、英語が求められる職場で働くのならばネイティブ並みの英語力、そしてネイティブと同じ感覚を養わなければいけません。

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必要なのは英語ではない?

海外で仕事をする場合、最も多いのは出向として海外に赴くケースです。実は、現地採用というのはなかなか難しく、どれだけ英語が話せたとしても関係ない場合が多いのです。
もしも海外で仕事をしたいと思うのであれば、その国に実際に住んでいるか、少なくともその国の大学を卒業しているということが重要になります。というのは、その国の大学を卒業しているとその国の教育を受けた人間として多少の信頼を得ることができます。また、その国に住んでいる人であればビザ等の面倒を見る必要がありません。
最近では、大学時代に留学を経験した人も多いのではないでしょうか。もしも大学時代に留学を経験したならば、その留学先の国を狙ってみると良いかもしれませんね。また、これから留学に行くというのであれば、将来働きたいと思っている国に留学するということも大切なことです。

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