国際結婚をして海外で生活をすると、どうしても食事に対する不満が出てくるのではないかと思います。私も国際結婚をしてヨーロッパで生活していますが、食文化に対する不満は半端ないです(笑)
国際結婚をしても、日本で生活するなら少なくとも日本人の側にこのような不満は出ないかもしれません。ここでは、海外で生活するからこそ生じやすい食文化に対する不満を紹介します。
そもそも日本食が買えない
国によって日本食があまりない
アメリカや中国ではアジアの食材も多く売られており、中国の食材が多いこともありますが、それでも少なからず日本食も購入できます。日本のお米や調味料なども比較的安く購入できますし、自分が料理さえできればそこそこ工夫ができるのではないかと思います。
国によっては日本食も多く売られており、例えば鶏がらスープやお醤油等は中国製のものかもしれませんが、それでも慣れた味をお店で購入することが可能です。しかし、国によってはそのような日本食がほとんど売られておらず、自分で料理をするにも食材がない、調味料がない、などということになりかねません。
日本食のレストランが少ない
例えばドイツのデュッセンドルフに行けば、日本人が経営する、日本さながらの味が楽しめる日本食レストランがたくさんあります。ラーメンや唐揚げ、お刺身などの居酒屋メニューが楽しめるお店も多く立ち並び、たとえコロナウィルスでロックダウンの最中であってもデリバリーをしているため、日本食が楽しめます。
しかし、場所によっては日本食レストランがほとんどありません。確かにお寿司屋さんは世界的に存在しますが、タイ米だったり握ったお寿司が固かったり、日本と同じようなお寿司の味を楽しめません。中華料理のお店も少ないケースもあり、そもそも全体的に慣れた味が楽しめないのです。
日本食の恋しさが理解してもらえない
日本食が恋しい感覚を理解してくれないと辛い
外国人パートナーに海外生活経験などがあれば良いのですが、外国人パートナーがひとつの国で生まれ、そこで育って日本人パートナーと結婚して同じ国で生活している、などということになると、その外国人パートナーに「日本食が恋しい」という感覚が分かってもらえず、衝突することがあります。
食べ慣れた食事が食べられなくなると辛いですよね。確かに新しいものに挑戦したり、今まで食べたことなかったものを好きになったりすることもあると思いますが、日本人ならお味噌汁の匂いやとんかつの温かさなどに心が癒されるのではないでしょうか。そのような食事が食べられない、それによってストレスが溜まっている、といった感覚を外国人パートナーが理解してくれない場合、そのストレスはとんでもないものになります。
病気になったときに困る
体調を崩すと、日本人ならお粥など柔らかいものを食べたくなるのではないのかと思います。なんとなく落ち込んだ時に食べる温かいうどんなどもおいしいですよね。しかし、外国人パートナーがこのような日本食に興味を示してくれない場合、作ってもらうことができません。
女性が妊娠し、つわりを経験した場合、炭水化物が食べたくなることもあります。私が妊娠した時も炭水化物しか食べられなくなり、チャーハンやお粥など、とにかくご飯ばかり食べていた時期がありました。つわりが軽い頃はお味噌汁だけ飲んでいました。しかし、こんな時に外国人パートナーが「日本食の作り方がわからない」「日本食じゃなければいけない理由がわからない」などという考え方の持ち主では、作ってもらうこともできません。
そうはいっても、体調が悪い時は誰かに食事を作ってもらいたいですし、結婚して家族がいるのに、自分で食事を作るなんて悲しいですよね。体調が良くない時に作り方を教えるのは面倒ですから、体調が良い時や妊娠する前に日本食の作り方を教えておくと良いと思います。
日本食に関心を持ってもらうことが大切
確かに日本には和洋中様々な食材がありますし、あらゆる国の料理が楽しめると思います。しかし、どれも日本人に合わせた味になっており、海外で食べる洋食とはまた雰囲気が違います。
特に外国人パートナーがその国で生まれ育った国で生活していて、外国人パートナーが「海外で生活する大変さ」を理解していないとき、このような食べ物のトラブルが起こりやすいと思います。食べ慣れたものを食べられない環境がどれだけ辛いか、パートナーには理解してもらう必要があるのではないでしょうか。
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