ベルギーと言えば、チョコレートやワッフル、ビールなどを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。しかし、実はこれ以外にも有名なものがあります。それはムール貝!日本ではなじみのない貝ですが、ベルギーでは一般的に食べられているのです。ここではこのムール貝と、アレルギーについて紹介していきたいと思います。
このレストランにも大体ある!
7月下旬から3月上旬までが旬
ムール貝の料理はベルギーでは年中食べられていますが、最もおいしい季節は7月下旬から3月下旬だと言われています。高級な観光地のレストランのみならず、一般的なファミリーレストランでも食べることができ、観光客にも大人気だと言えるでしょう。
海外の人は、食事をパンに合わせて食べるというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、ベルギーのムール貝はフライドポテトと一緒に食べます。ムール貝を頼めばフライドポテトも一緒についてくることがほとんどでパンなどはありません。
どのように調理されているのか
ムール貝と言われても日本では一般的でないため、むしろどのように調理されているのかわからないという人もいるかもしれません。ムール貝はナチュラルに蒸したもの、白ワインで蒸したものの2種類が一般的でありそれ以外にビールで蒸したものもあります。観光客向けの地域ではカレー味やロブスター味などが存在することもあります。
ただし、場所やシーズンによってはどうしてもムール貝が小さい、砂っぽい、しょっぱい、などということもあります。人によっては鍋底に残ったスープがおいしいという人もいますが、味付けなどによってはしょっぱすぎて食べられないということもありますので、無理する必要はありません。
アレルギーなどに気をつけて!
魚介類にアレルギーを持つ人は意外と多い!
その一方で、ムール貝に慣れていない日本人がこれを食べるときにはアレルギーなどに気をつけなければいけません。たとえアレルギーがない人であったとしても、魚介類はアレルゲンになりやすいのです。
例えば、ムール貝は食べたことがないけれど魚介類は全体的に好きだし、ヨーロッパでムール貝の料理を食べるのが楽しみだ、という人もいるかもしれません。しかし、このような人であったとしてもムール貝を食べた後、調子が悪くなった、という人も確かに存在するということを覚えておいてください。
初めての食物アレルギーを経験することに…
実は、私自身がムール貝の食物アレルギーで辛い思いをしたことがあるのです。4年前、ベルギーの夫と結婚し、初めてベルギーに来た時、義両親に連れられてムール貝を食べに行きました。しかしその後は嘔吐を繰り返し、体調を崩したのかと思っていたのです。疲れているときにムール貝という「当たりやすい」魚介類を食べたから当たったのかと思っていました。しかしその後、また夫とムール貝の料理を食べ、同じく嘔吐を繰り返しました。完全に「当たった」と思い、しばらくムール貝を避けていたのです。
しかし最近、義父母から夕食に招待され、ムール貝を出されました。最初は躊躇したのですが、「4年前の事なんだから大丈夫かもよ!」と言われ、確かにそうかもしれないと思ったため、実際に食べることにしたのです。なのに!その1時間半後、またトイレに駆け込む羽目に… 数時間吐き気が続き、何度もトイレに行きました。翌朝はなんともなかったのですが、寝るその時まで気分が悪く、病院に行く必要があるかもしれないと感じたほどです。
これは食物アレルギーだったのだろうと思っています。医者に行って直接診断してもらったわけではありませんが、4年の期間をおいてもまたこのような症状が出たため、これは明らかにムール貝に原因があったのだろうと思っています。ちなみに私は30代前半ですが、今まで食物アレルギーは1つもないと思っていました… そのため、自分がまさか特定の食べ物でこのような状態になるとは思ってもいませんでした。
初めてムール貝を食べるならば気をつけて!
ムール貝はベルギーでは有名な料理ですし、食べてみたい、ムール貝が大好き、という人もいるかもしれません。しかし、特にムール貝を食べた経験がない人がいきなり食べるのであれば、このように食物アレルギーにかかる可能性もないわけではないということを覚えておいてください。確かにどのような食べ物であったとしてもアレルギー症状が出る可能性はあるのですが、魚介類となればその可能性は高まります。私のように、食物アレルギーがないと思っていても吐き気が止まらないという状態に陥ることも皆無では無いのです。特に海外旅行でこのような状態になってしまったら大変ですから、無理はしすぎないこと、そして初めてムール貝を食べるのであれば、万が一のために胃薬などを持参することをお勧めします。海外旅行保険は必須ですよ!
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