タイに長く滞在したい、タイ周辺国ではどこでビザ申請できるの?という方、マレーシアのコタバルへ行ってみませんか?観光立国のタイ。多くの外国人がビザ申請のためにタイ国外へ一度出国し、ビザ取得後にタイへ再入国しています。周辺国には、カンボジア、ミャンマー、ラオス、ベトナムがありますが、マレーシアはタイ南部から一番近く陸路で行けることから人気ルートとなっています。
なぜコタバルか
選択肢は2つ
タイ南部から陸路でマレーシアへ出国し、タイの大使館がある町へ行くには、マレーシア北西に位置するペナン島、または北東に位置するコタバルとなります。これまで世界遺産で有名なペナン島が主流で、多くの外国人が集まる場所です。確かにペナン島は綺麗で独特な文化のある島ですが、あまりに多くの外国人が集まるため、大使館の審査が厳しくなったり、タイ入国時に厳しくチェックされるようになってきました。そこで、コタバル、が今おすすめのビザ申請先となっているのです。
コタバルへの行き方
ペナン島行きとは異なり、コタバルへ行く全ルートを含んだチケットは、どの旅行会社も売っておらず、すべて自分自身で行くことになります。でもそれだけ、安い、んですね。例えば、私が住んでいるのは、タイ南部パンガン島ですが、ここから行こうと思うとこんなルートになります。フェリー210バーツ(2時間半)→バス436バーツ(10時間)→マレーシアとの国境まで徒歩10分→タイを出国しすぐにマレーシアに入国する→バス50バーツ(1時間半)で、コタバルの街中にあるバスステーションに到着します。計約700バーツ(2000円ほど)。待ち時間など含めると、時計一周以上の旅となりますが、陸路はペナン島にしろ、コタバルにしろ、長時間の旅となります。
コタバルの滞在先
ペナン島は、世界遺産地域のため1泊10リンギットを宿泊料金にプラスして支払う必要があり、さらに部屋も全体的に小さい傾向にあります。しかし、コタバルの場合はプラス料金はありません。でも選択肢はさすがに少ないですね。
見どころポイント
すべて徒歩圏内!
コタバルの街自体はとても小さく、タイ大使館も観光スポットもスーパーもホテルもすべて徒歩圏内です。街の主なスポットは1日あれば十分見て回れるでしょう。コタバルの特徴としては、中華系の多いペナン島とは異なり、ほぼムスリムなので食べ物も違えば、服装も違えば、建物も違います。タイとの国境の街なので、タイ語を話せる人が多かったり、タイに渡航したことのある人が多いのも特徴的。街角で話した人たちはみんな優しい人ばかりでした。マレーシアの田舎にゆったりと住んでいる感じでしょうか。タイと同じように、誰も急いでいないですね。あと、おもしろポイントとしては、横断歩道が一切ない!結構車がバンバン走っている通りでも、横断歩道がないのでどこをどのタイミングで渡ったら良いか最初は戸惑います。。すぐ慣れるのですが、それでも危ないし、歩行者としては不便です。
気を付けたいこと
まず、タイ南部ではいまだにテロが続いており、バス中から外の風景が見えるのですが、5キロ毎に軍隊のチェックポイントがあり、兵隊がガンを持っています。。。この地域は外務省も渡航を控えるよう促している通り、観光客はほとんどいなく、現地に住むタイ人のほとんどがムスリムです。一般的に想像するタイの様子とは全く違い、ちょっと不気味のような暗いような感覚を覚えます。外に出ることはなく、バスで通り過ぎるだけですが、いつ何があるかはわかりません。さらに、空港とは異なり、国境でのイミグレは5時~21時までしか開いていないので、もしバスが遅れて22時に着いた、なんてことがあれば、その日の出国は諦めるしか方法はなく、翌日出国となります。あとは、大使館は金曜日と土曜日が休館日です。マレーシア東部だけらしいのですが、いわゆる週末と呼ばれるのはこの金曜日と土曜日にあたるそうです。
目的はビザ取得!
コタバルを訪れる目的がビザ取得だとすれば、ペナン島より遥かに良いでしょう。タイ大使館は物凄く小さく、窓口の方も外国人だからと煩雑に対応したり、厳しい質問をしたりしないので、スムーズにビザ取得ができます。1日目の午前中に申請したとしたら、3日目の14時以降にビザ受取ができます。すぐにバスに乗って、1時間半先のタイへ早速入国です。また時計一周分の旅となりますが、タイで生きる外国人は避けては通れない道です。
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