先月２月に米・フロリダ州の高校で、生徒と教師を含む１７人が死亡した銃乱射事件を受け、昨日２４日にアメリカ各地で銃規制を求める抗議デモが行われました。
「March For Our Lives （命のための行進）」と名付けられたデモは、悲惨な事件現場となってしまったフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちによって呼びかけられたもので、ワシントンを含むアメリカ各地で行われました。銃規制の強化を訴えたこのデモには、ワシントンだけでも数十万人が参加し、街を埋め尽くしました。その中には、アメリカのセレブリティたちもおり、キム・カーダシアン、カニエ・ウエスト夫妻やジョージ・クルーニー、アマル・クルーニー夫妻も目撃されました。
また、その他にも数々の著名人がこのデモに参加しており、歌手のアリアナ・グランデは２４日ワシントンにて「March For Our Lives 」のＴシャツを着用し、野外ステージにてライブを行いました。ニューヨークでは、「セックス・アンド・ザ・シティ」でおなじみのシンシア・ニクソンがデモに参列。レディガガは、自身も映ったデモでのショートムービーと共に「銃ではなく子どもたちを守る」のコメントをSNSでシェアし話題になりました。
この銃規制の抗議デモは異例の大規模なものとなっており、アメリカだけでなくヨーロッパや中米なども含め約８００ヶ所にて行われました。
アメリカ元大統領のクリントン氏や、元アメリカ合衆国国務長官のヒラリー・クリントン氏もこのデモには賛成のコメントを残しており、今後のアメリカ政府の対応が期待されています。１日でも早い銃規制の強化によって、先月のみならず、過去にアメリカの銃乱射事件にて失われた方々の命が報われる日がくることを願うばかりです。
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