アメリカカリフォルニア州・カールスバッドの大学生であるニコール・ワードが先週自身のフェイスブックに驚くべき実験結果を載せたのですがその実験結果が衝撃的すぎると世界中で話題になっています。
ニコール・ワードが行なった実験はトイレのハンドドライヤーに培養実験用のシャーレ皿を入れその3分後にシャーレ皿を取り出すというシンプルなもの。彼女はそのシャーレ皿の中の雑菌の様子を調べました。驚くべきことに3分後に取り除かれたシャーレ皿には真菌とバクテリアがぎっしり。ニコール・ワードは3分後のシャーレ皿の写真を投稿するとともに、さらに48時間後の様子も写真に撮って投稿。48時間後のシャーレ皿は菌がさらに大きく成長し雑多な菌が所狭しと増殖している目を覆いたくなるような写真でした。
ハンドドライヤーはもともとゴミを出さずに済むため経済的、という理由から各地に広まっていきました。さらに手で何かに触れることなく風で水を乾かすことができるため衛生的なイメージも定着しています。しかし、今回のニコール・ワードの実験でその固定概念は崩れ去ってしまったよう。また、日本で行われた実験によるとハンドドライヤーで手を乾かすと平均で225パーセントも細菌が増えるそうです。
一方でハンドドライヤーメーカーはこの実験に反論。ダイソンのスポークスマンは今回の実験に関して「ダイソンのすべてのハンドドライヤーには細菌を捉えるHEPAフィルターが付いています。大学の研究でもハンドドライヤーは衛生的であると証明されている」と述べました。
この実験によりハンドドライヤーを使う人は減るのでしょうか?それとも衛生的であると使い続ける人の方が多いのでしょうか?ハンドドライヤーの論争はまだまだ続きそうです。
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