ストライキでベルギーに帰れない!ドイツの鉄道会社の神対応にビックリ!

ベルギーと言えば、よくストライキが起こる国です。かつて私たちは北京で生活をしていたことがありますが、北京にある日本国大使館から送られてくるメールには「長期休暇が始まるから混雑に気をつけて」などといった内容が多かったのに対し、ベルギーにある日本国大使館からのメールには「大規模なストライキが起こるから気をつけて」などといった物騒な内容が多いです。先日所用でドイツに行ったのですが、帰ってくる日にベルギーの鉄道会社がストライキを起こすというニュースを聞き、ベルギーに戻る日を1日伸ばさなければいけませんでした。ここではこのときの経験を紹介したいと思います。

ストライキのせいでベルギーに戻れない!

 どの電車がキャンセルになるかは直前までわからない

ドイツには1泊で行く予定だったのですが、ベルギーに戻る日に鉄道会社がストライキを起こすというニュースを聞きました。ベルギーからドイツには電車で行けますが、まず国境に近い駅に行き、そこで国際電車に乗り換えてドイツに向かわなければいけません。ドイツから帰る時は国際電車に乗ってベルギーに入り、そこからベルギーの電車に乗って家まで戻ります。

ストライキが起これば、何本かの電車は当然ながらキャンセルになってしまいますので、電車が来ないということになります。大使館から送られてきたメールには「このウェブサイトでどの電車が運行されるかチェックするように」と書かれていましたが、夫の話ではどの電車が運行されるかは直前まで分からないとの事でした。つまり、私たちの場合、ドイツからベルギー側の国境に近い駅までたどり着いたとしても、そこから乗り換えなければいけない電車がキャンセルされてしまった場合、家に帰れない可能性が出てくるという事だったのです。私たちは夜ベルギーに戻るつもりでしたから、もしもベルギーに戻ってきたものの家に帰るまでの電車がキャンセルされてしまったなどということであれば、そこで一晩を明かさなければならない危険性がありました。

 夜のベルギーは何もない!

国境に近い駅ならば、周りにお店などがあるかもしれないと考える人もいるでしょう。しかし、ベルギーは夕方の5時になると多くのお店が閉まってしまう国です。バーなどであれば夜中まで空いていることもありますが、私たちが利用する予定だった国境に近い駅はど田舎の駅で、もしも夜中に立ち往生となったらかなり困るという状態でした。

ドイツの滞在を1泊伸ばす

 ドイツに一晩長く泊まったほうが安い

ベルギーとドイツは隣り合った国でよく似ていると思われがちですが、実はベルギーとドイツの物価は2分の1から3分の2ほど違います。ドイツの方が物価が安く、車を持っている人であればベルギーからドイツに向かい、大量に買い物をして帰ってくるという人も珍しくありません。

もしもリスクを冒してストライキの中ベルギーに帰ろうとした場合、万が一立ち往生を食らってそこからホテルなどを探すとかなり高くなってしまいます。物価を考えても、ドイツに一晩長く留まり、ストライキが終わってからベルギーに戻ったほうが安上がりだと考えました。

 国際電車は予約済みという問題

しかし、1つだけ問題がありました。ベルギーの国内であれば問題は無いのですが、私たちはドイツからベルギーに戻るための国際電車を予約していたのです。事前に予約しておいた方が安く済みますので、私たちはかなり早くにその電車の切符を購入していました。

しかし、もしもドイツに長く滞在し、その予約しておいた電車に乗らないということになれば、新たな電車の切符を買わなければいけなくなります。余計な出費は避けたい、しかしベルギー側で購入した切符なのでドイツ側で対応してもらえるかわからない、という心配がありました。

ペルーのクスコの街並みと天空の遺跡マチュピチュの情景!

2017.09.26

ドイツの鉄道会社の神対応!

 切符に一言書いて印鑑を押してくれた

ドイツに着いた日、すぐに鉄道会社の窓口に行き、夫が係員に「ベルギーに戻る翌日はベルギーでストライキが起こる」「ストライキの声で家まで帰れないかもしれないからドイツに一晩長く泊まる予定である」「国際電車の切符を購入しているため、払い戻しをしてもらえるか、その場合はどのように新しい切符が購入できるのか」と説明をしました。係員の人はすぐに電車のスケジュールをチェックし、私たちが一晩長くドイツに滞在した場合、どの時間帯の電車が利用できるか確認してくれたのです。

そして、最終的には夫が見せた切符に「ストライキのせいでこの電車に乗れない可能性がある」「翌日ベルギーに戻る予定であり、考慮する必要がある」と書いた上で会社の印鑑を押してくれました。係員の説明によれば、私たちがベルギーに戻るとき、係員にこの説明と印鑑を見せればその係員は「この乗客はストライキのために電車に乗れず、だからこの電車に乗る予定である」「この乗客には新たな切符を買わせる必要は無い」と判断する、との事だったのです。この対応はほんと神対応だと思いました。

 実際に問題なくベルギーに戻れた

最終的にストライキの日を避けベルギーに戻りましたが、国際電車に乗るときに係員にこの切符を見せたところ、何の問題もなく「この電車に乗ったら良い」と言われました。新しい切符を買うことなく、私たちはベルギーに戻れ、さらにストライキが終わっていたためにきちんと電車に乗って家まで戻れたのです。

ベルギーで購入した切符だったにもかかわらず、「自分たちの責任ではない」などと私たちを見捨てずにドイツがしっかりと対応してくれた事は本当に感謝でした。ベルギーのストライキは有名なのでドイツも慣れているかとは思いますが、やはりこのような対応はすばらしいと思います。ちなみに、ベルギーにはこのような対応が期待できないので、もしもベルギーの鉄道会社に同じ相談をすれば、「新しい切符を購入して」とつっけんどんに言われて終わっていたのではないかとさえ思います。

駐在員が直面する現地語の勉強法!愛人ができると上達するの?

2017.11.23

ストライキの予定には気をつけて楽しい旅を!

ヨーロッパに旅行する場合、このEUのシステムを利用してヨーロッパの国を電車などで回りたいと思う人もいるのではないでしょうか。しかし、もしもそのような計画を立てるときにはストライキの予定に気をつけてください。ベルギーやフランスはストライキで有名であり、もしも旅行の真っ最中にストライキに見舞われてしまったらそこから動けなくなってしまう可能性があります。もしもヨーロッパの国々を旅する予定があるならば、万が一ストライキなどに巻き込まれたとしても大丈夫なように余裕を持ってスケジュールを組むこと、そしてストライキの情報を入手できるようにしておくこと、が大切です。

グラスにもこだわるベルギー人のビールの飲み方と店選び

2017.11.27
   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA