お札にプラスチックが入ってる!?カナダのお金の種類について!

海外旅行に行けば、誰しもが触れ合う機会のある海外のお金。レストランやショッピングでのお会計や、タクシー、バスなど交通機関を利用する時など、生活をする中で絶対に欠かせない物のひとつです。そんな海外のお金には様々な形や素材をした物が存在していて、国によってデザインや名称などが大きく異なります。私は高校の3年間のカナダ留学を通して、現地の色々な生活スタイルや歴史に触れ合いました。今日はその中で学んだカナダのおもしろいお金事情についてお話したいと思います。

カナダの通貨は日本と似ている

カナダの通貨は日本通貨と似ていて、お札 “bills” と小銭 “change/coins” の2種類が使用されています。お札類は$5、$10、$20、$50、$100札の4種類で、その時の為替により異なりますがイメージとしては大体、500円、1,000円、2,000円、5,000円、1万円札といった価値になります。このように円から下2けたのゼロを切り取った数字がカナダドルになると覚えると簡単です。

 $5ドル札って何それ?

唯一$5ドル札というのは、日本では見ない通貨なのでカナダ特有のお札と言えるでしょう。私も初めて見た時「コインじゃないんだ~。」と不思議な感じがしたのを覚えています。$20ドル札は、単価としては日本でも昔使われていた2,000円札のようなイメージです。小銭は$2、$1、¢25、¢10、¢5、¢1の6種類で、約200円、100円、25円、10円、5円、1円の価値があります。¢25は$1の1/4という意味でクォーターと呼ばれています。

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古札→新札へ

カナダでは2011年にお札がリニューアルされ、紙状の物から紙に透明なプラスティックが施された新しいタイプのお札に変更されました。現地のカナダ人にとっても大きな変化となったこの出来事ですが、意外にも他の国の人には知られていなかったりします。

 なぜプラスチックが入っているの?

最近お隣のアメリカに住んでいる知人が、初めてカナダを訪問した際、初めてカナダドルを見て、「なんでお札が透けているの?」とびっくりしていたのを覚えています。そんな新しいカナダのお札はまだ変わって間もなく、光沢感がありとても清潔感のあるデザインになっています。見た目が綺麗なだけでなく、防犯面でもプラスティックと紙の特殊な繋ぎを使うことによって、製作するのに高度な技術が求められ、偽造札などの問題を減らす大きな役割を果たしています。

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カナダの特殊なコインの呼び方

カナダドルの小銭の種類の中で、$1と$2、日本円で約100円玉と200円玉のような小銭があります。

 ルーニーとトューニー

現地ではその2種類の小銭に面白い呼び名がついていて、1$は“ルーニー”、$2は”トューニー”というニックネームで親しまれています。当初留学でカナダに初めて訪れた時、ホストファミリーとの会話で初めてその呼び名を聞きました。現地の人は会話の中では$1や$2よりも、“ルーニー”と”トューニー”を使用する事が多く、デパートやレストランなど公共の場でお会計をする際などもよく耳にします。旅行者やカナダに初めて渡航した人がこの呼び名でお金を言われても、最初はみんなハテナマークです。ですが現地の人は毎日の生活であたり前のように使用しているので、他の国の人が知らないという感覚があまりないようです。

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お金には国の歴史や価値観が反映される!

このようにカナダのお金にはたくさんの新しい個性的な要素が含まれています。お金と一言でいっても、その国によって歴史や形、素材、価値などまったく異なり、その国を表す重要なシンボルでもあります。中々お金を一新するという事は少ないなか、カナダの新札はこれからのカナダの歴史にも残っていく大きな変化だったと思います。ぜひ皆さんもカナダに旅行に行く機会があれば、そんなユニークなカナダドルを存分に味わってみて下さい。

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