日本に住んでいるとついついヨーロッパ人を一括りにしてしまいがちですが、実は一つひとつの国によって大きく特徴が異なります。歴史・文化・言葉が異なるので当たり前と言えば当たり前ですが・・・もう1度このよくある誤解について考えてみたいと思います。
実は仲が悪いヨーロッパ人
私たち日本人は、ついついヨーロッパを一括りにしてしまいがちですよね。ただ、ヨーロッパの人と一緒の会議に出席すると、よくこんな場面に出くわします。「ドイツ人は考え方が固すぎてつまらない」、「フランス人は仕事が遅くやる気がない」、「スペイン人は怠け者だから一緒に仕事をしたくない」。これらはヨーロッパ人同士の会話です。ヨーロッパといっても45ヵ国程あります。確かに一括りにしてしまうほうがおかしいですよね。
ヨーロッパ人、アジア人とは?
私たちがヨーロッパを一括りにしてしまう1番の原因は、やはり距離だと思います。1つ1つの国のことなんてよくわからないし、まとめてもいいのではないかと思っている人はけっこう多いと思います。また、ヨーロッパ連合(EU)になったのだから、ヨーロッパは似ているだろうと考えている人もいるかもしれません。
ヨーロッパ人から見れば、中国人、韓国人、日本人は同じ?
実は、ヨーロッパ人は私たちを日本人というよりはアジア人として見ています。そうです、中国人も韓国人も日本人もヨーロッパ人から見れば、大差はありません。だいたい同じ特徴を持っているだろうと思われています。
私たちの感覚では、日本人と中国人と韓国人は全く異なりますよね。中には、日本人と中国人・韓国人を一緒にするなんてありえないと考えてしまう日本人もいますが、私たちがヨーロッパ人を一括りにしてしまうのと同様にヨーロッパ人はアジア人を一括りにしてしまうのです。
陸続きのヨーロッパと、海で遮られているアジアは別だという私たちの主張はヨーロッパ人からすれば五十歩百歩の違いでしかありません。
ヨーロッパ人と言われることを受け入れられない人も多い
このように逆の立場に立ってみるとよく分かるように、ヨーロッパを一括りにしてしまうことは、1つ1つの国に対してとても失礼なことになります。特に、歴史があり自分達の国にプライドを持っている国の人にとっては受け入れがたいことです。
各国がそれぞれの個性を放つヨーロッパ
歴史が深く宗教も多様なヨーロッパは、勉強すればするほど面白味があります。また、旅行に行った多くの人が、ヨーロッパのそれぞれの国にある建造物や美術館を訪れ、その芸術レベルの深さに目を奪われていると思います。それぞれの国が独特の文化を持っているからこそだと思います。
ヨーロッパへの旅行は最高!
私も世界中のいろいろな国を訪問しましたが、ヨーロッパほど旅が楽しい地域はありません。安全、食事、気候、そして歴史の教書で学んだ数々の建造物。イタリアのコロッセオやバチカン(国ですが)、フランスの凱旋門やルーブル美術館、スペインのサクラダファミリアや闘牛、ギリシャのパルテノン神殿、クロアチアのドブロヴニク、どこも最高です!
ヨーロッパ人を一括りにせず、それぞれの国の特徴をとらえる必要があるのではないでしょうか。少なくともヨーロッパでビジネスを成功させたいならば、ヨーロッパ人を一括りにすることはNGです!
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