オランダのマーストリヒトという場所を知っているでしょうか。歴史では「マーストリヒト条約」というものが有名ですね。このオランダのマーストリヒトはベルギーからとても近く、ドイツからも近いところにあります。私たちはベルギー在住ですが、先日バスでこのマーストリヒトに出かけてきました。ここではこのマーストリヒトについて紹介していきます。
バスで簡単に行けてしまう異国の地
マーストリヒトはベルギーからもドイツからも近い
マーストリヒトは、ベルギーとドイツに挟まれたところにある街です。ヨーロッパといえばパスポートなしで他の国に行けてしまうというメリットがありますが、このベルギーとマーストリヒト、そしてドイツ、という関係性を見てみると、ここはヨーロッパなのだということをしみじみ感じます。
近所の駅からバスで1時間ほど行くと、オランダのマーストリヒトにつきます。そこからはドイツ行きのバスも出ており、30分から40分ほどでドイツに行けてしまうそうです。つまり、ベルギーからバスでマーストリヒトに行き、バスを乗り継いでドイツにも行けてしまうということになります。
実際にバスで出かける人が多い
バスならばそこまで時間もかかりませんので、大学生などもバスに乗ってこのように国境を越え、ショッピングに出かけるなどということが多いようです。実際に、近所の駅から電車でマーストリヒトに行けば、3時間近くかかるようですが、バスなら1時間で済んでしまいます。
ヨーロッパは電車があまり発達していません。日本のように必ず時間通りに来るというものでもありませんし、遅延やキャンセルは当たり前です。そのため、バスの方がお金もかからず、比較的頼りになる、といった感じなようです。
観光できる場所が多い
何も知らずに行っても大丈夫な場所
マーストリヒトはそれなりに大きな場所で、観光できる場所がとても多いです。その一方で観光地が比較的固まっているため、何も下調べなしにマーストリヒトに出かけてもあまり困ることがありません。あちらこちらに歴史的な建築物があるような気がします。
私たちは息子がお昼寝する時間帯を利用してマーストリヒトに行ったため、3時間ほどしか滞在時間がありませんでした。忙しくてなかなか下調べをする余裕もなく、現地についてから「さて、どこに行こう」とインターネットで検索したのですが、あちらこちらに有名なスポットがあるということではなく、どちらかというと固まっていたため、一気に見ることができたように思います。そのため、比較的観光しやすい地域だと感じました。
マーストリヒトの有名なスポット
お勧めのスポットは、マース川にかかっているオランダで最も古い橋と言われている聖セルファース橋、St. Servaasbrugです。石のアーチが使われているため、インスタ映えする場所だと言えるでしょう。また、そこを渡るとミッフィーのお店、De Winkel Van Nijntjeがあります。マーストリヒトは街の景色を維持するため、中世ヨーロッパの街並みがそのまま保存されていると言われていますが、そのような可愛らしい街並みにこのミッフィーのお店があり、まるでおとぎ話の中に吸い込まれたような気分が味わえます。オランダと言えばミッフィーですよね!
歴史的な場所が好きならば、地獄の門、Helpoortがオススメです。1229年、ぺストという疫病にかかった人は門をくぐらず、隔離されていきました。その近くには5つの頭、De Vijf Koppenという場所があります。ここは1638年、スペインに侵略されることを恐れた人々がスペインに寝返ったオランダ人5人を斬首し、その頭を並べたそうです。歴史的に血なまぐさい場所ですね。
また、世界一美しい本屋に選ばれた本屋さん、Boekhandel Dominicanenも外せません。ここは教会が改装されて本屋になったところです。カフェになっているところもありますので、きれいな本屋さんでコーヒーを楽しむこともできます。
歴史が楽しめる街、マーストリヒト
ベルギーはヨーロッパの中でも物価が高い国なのですが、簡単に行けてしまうオランダのマーストリヒトはベルギーよりも物価が安く、買い物にもありがたいと感じました。オランダに来る機会があればもちろんですが、ベルギーやドイツに来た時も簡単にマーストリヒトに行けてしまいますので、ぜひ観光をするために訪れてみてください。
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