ドイツで世界最大のバッハの祭典!バッハは子だくさんだった!?

音楽の父として学校でも習ったヨハン・ゼバスティアン・バッハ。そんなバッハの作品や所縁のある作品を演奏するコンサート「バッハの祭典」が8日ドイツのライプツィヒで始まりました。期間は17日までで、祭典期間中はライプツィヒ市全体がバッハ色に染まります。

ドイツ東部に位置するライプツィヒはバッハが1723年から1750年までトーマスカントルを務めた都市として知られています。トーマスカントルとは教会の音楽や礼拝の音楽を取り仕切る役職で、教会付属学校の教師として働いたり、ライプツィヒ市の音楽監督を務めることもあったそうです。バッハはこのトーマスカントル在職中に現代にも残るさまざまな作品を作曲しライプツィヒの街行事にステキな音楽を添えました。

さて実はバッハはかなりの子だくさんだったのを知っていますか?バッハは最初の結婚によって7人の子どもを、2度目の結婚によって13人の子どもをもうけました。しかし20人の子どもたちの約半数は生まれて間もなく亡くなってしまい、長生きしたのは5人の息子と4人の娘。特に次男のエマヌエルは父を超えるほどの作曲家となり「大バッハ」と呼ばれるようになりました。また20世紀にアメリカの大学教授ピーター・シックリーがバッハの21人目の息子を捏造し冗談で音楽を発表したこともありました。

バッハ音楽祭には国内外からおよそ6万人もの人が訪れます。その中には世界を代表する演奏家も多く日本からも多くの観光客が訪れます。ちなみに日本の観光客はアメリカの観光客に続き2番目に多いということです。

8日に行われたオープニングコンサートでは、バッハの代表曲である「トッカータとフーガ」が演奏されました。ドイツの街を一色に染めるバッハ音楽祭は今日もドイツで行われています。

   

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