TOEIC攻略テクニックシリーズ、今回はPart 7について見ていきましょう。Part 7は長文が15問も続くハードなパートです。しっかり対策して少しでも点数が取れるようにしていきましょう!
ポイントを押さえよう
Part 7には3種類の問題形式があります。1つの文章を見て問題に答えるシングルパッセージと2つの文章を見て問題に答えるダブルパッセージ、それら3つの文章を見て問題に答えるトリプルパッセージです。2011年の改定に伴い難易度が上がり、全ての文章を読むには1分間に180単語読まなければいけないとされています。
解答パターンとポイント
解答パターンは主に、語彙問題・読解問題・文章を丸ごと入れる問題・誤った記述を見つける問題・書き手の意図を読み取る問題の5種類です。メールやチャット、記事やWEBサイトなど様々な文章の形態がありますので、まずは何の文章なのかを確認することが大切です。
人間の脳は文章を読む際、それに関する背景知識を使って内容を推測しています。背景知識があるかないかでは文章の理解力が大きく変わってきますので、どんな文章なのか判断してから問題に取り掛かるのがおすすめです。
読解力を上げるトレーニング
Part 7の読解問題には理論的な思考と文章のポイントを素早く見つける力が必要です。例えば日本語の文章を読んで読解問題を解くことが出来るか?この国語力がPart7の正解率に関係してくる場合もあります。
解きやすくするには?
日本語で読めば意味が分かるので正解率も上がるでしょう。しかし全ての人が学生のころ国語の授業でやった読解問題でいつも満点を取れた訳ではありませんよね。つまり基本的な読解力(国語力)を上げれば、おのずとPart 7も解きやすくなってくるんです。ではどんな練習をしたら良いか説明しますね。
実践してみよう
まずはTOEIC問題集を用意してパート7の解答の全訳ページを開いて下さい。たとえばこんな文章が載っていたとします。
〈チャット〉
エミリー: 久しぶりにみんなで集まりたいんだけど明日って空いてる?
ケイト: 明日はアルバイトが入るかも知れない。もしアルバイトがなければ参加できるよ。
エミリー: わかった。トムとルカスにも聞いてみるから、もし予定が分かったら教えてね。
ケイト:うん。でもルカスは明日17時まで講義かあるって言ってたよ。
エミリー:そうなんだ。トムもルカスと同じ講義を受けているから、二人とも18時以降じゃないと集まれないかも知れないね。
文章を嚙み砕く
次に全ての登場人物を主語にして文章を噛み砕いていきましょう。
エミリーは明日みんなで集まりたいため、ケイトとトムとルカスにも声を掛けた。ケイトはエミリーから明日集まれるかどうか予定を聞かれたが、明日はアルバイトがあるかも知れない。トムは明日17時まで講義があるかもしれない。ルカスはケイトに明日は17時まで講義があると言った。
このように主語を変えて文章を噛み砕くと、詳細が立体的になって文章理解力が上がります。慣れてきたら日本語でなく英語でこれをやってみましょう。良い練習になると思います。
総合的な英語力をつける
Part 7には総合的な英語力が必須になります。英語力を上げるには、分かりきった言葉でもどんどん掘り下げて調べていくことが大切です。
トレーニング方法
英英辞典でsofaを引いてみます。例えばtype of chair(椅子の一種)などと出てきます。そして今度はchairを引いてみましょう。すると今度この言葉を英和辞典で引いてみるとchairには議長・人を〜の地位に立たせる、などという意味が出てきます。分かりきった言葉を掘り下げて理解することで、英語力はより強固なものになっていくでしょう。
英語力をつけるには
また、私は英語を英語で理解するよりも、英語は日本語で理解した方が良いと思います。英語を英語で理解するのは、かなり高度な英語力が必要ですし時間もかかります。私たちは国語の時間に日本語で日本語を勉強しましたが、全て理解できたでしょうか?日本語でも無理なことを考えれば、英語で英語を理解するのがどれだけ難しいことかわかると思います。
まとめ
1. まずは敵を知る(ポイントをおさえる)
2. 読解力(国語力)をあげよう
3. 単語を掘り下げて英語力を培おう
お読みいただき、ありがとうございました!
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