ベルギーで生活し、1年が経ちました。独身時代はまさか自分がヨーロッパで生活をすることになるとは夢にも思っておらず、毎日が驚きの連続です。
今まで中国で生活していましたが、中国の日本食レストランはそれなりに美味しく感じました。しかし、ベルギーの日本食レストランは基本的に「残念」な気がします。ここでは実際に行って感じたベルギーの日本食レストラン、特にお寿司屋さんでの経験を紹介したいと思います。
確かに日本のお米なのは良いものの…
お米がふんわりしていない
今まで3カ所のお寿司屋さんに行きましたが、どこでも感じたのはお米がふんわりしていないということでした。日本はお米を炊く前に水につけ、ふんわりと仕上げますよね。しかし、どこのお寿司屋さんでもなんだかお米が潰れているように感じるのです。
そのため、お寿司も潰れているように感じます。お寿司はふんわりしているからおいしいですよね。どうしてもべチャッと潰れた感じがするため、あまりおいしいと思えないのが現状です。
普通にタイ米が使われたメニューもある
ここは未だに行ったことがないのですが、近所に比較的値段の高いお寿司屋さんがあり比較的値段の高いお寿司屋さんがあります。旦那さんがこちらのヒュンダイで仕事をしているという韓国人の友人がいうには、旦那さんや同僚が打ち上げなどで行くお寿司屋さんらしいので、おそらくそれなりに高級なのだと思います。
しかし、このお寿司屋さんをホームページで調べたところ、タイ米が使われたメニューがあることがわかりました。ちょうどこの時、私は日本食が恋しくてたまらず、友人から聞いたこのお店ならばそれなりにおいしい日本食が食べられるかと思い、ウェブサイトをチェックしたのです。しかし、タイ米を使ったメニューが初めのほうに書かれており、それだけで行く気がなくなりました。
ちなみにアボカドが使われたメニューもありました。アボカド自体は問題がないのですが、海外の日本食レストランで「アボカド」と言われると逆に「そこって本当に日本食レストラン?」って思ってしまいませんか?
チベットの人が経営するお店が多い
お寿司屋さんに行くと、なんだか中国のイメージでデザインされたお店が多いことに気づきます。どうやらチベットの人が経営していることが多く、だからこそ日本とチベット、さらに中国が融合されたような内装になっているのです。
例えば、お寿司屋さんに行くとえびせんべいのようなものが出されます。これは日本のお寿司屋さんにはない習慣ですよね。また、チベット文化に則ったデコレーションが多く、日本とは雰囲気が異なります。
メニューに違和感!
「神風サーモン」
先ほどアボカドの話をしましたが、お寿司もアボカドが使われたものが多いように思います。確かにカリフォルニアロールなどはアボカドが使われており、意外に好きだという人も多いですよね。
もう一つ、アボカドを使ったお寿司がサーモンとアボカドを合わせたものです。個人的にこの組み合わせは結構イケると思うのですが、その名称が何とも… サーモンとアボカドを組み合わせたお寿司は「神風サーモン」と呼ばれています。なぜ「神風」なのかはよくわかりません。
揚げたお寿司にクリームチーズとイチゴ
もう一つ印象的だったメニューは、サーモン巻きを揚げ、その上にクリームチーズとイチゴを乗せたものです。初めて見たとき、「これってイチゴだよね?」とじっと見てしまいました。実は、もうすぐ2歳になるイチゴ大好きな息子がイチゴを全て食べたため、揚げたお寿司とクリームチーズ、イチゴを合わせて食べたらどのような味になるのかはよくわかりません。しかし、揚げたお寿司は普通においしかったです笑
食べたかったら自分で作るしかない!
ここベルギーで日本食を食べようと思えば、本当に「この程度」のものしか食べられないように思います。例えばベルギーに旅行しており、それを楽しみたいと思うのであれば問題はありませんが、こちらで生活して日本食が恋しい時にお寿司屋さんに行っても何の慰めにもなりません。もしも日本食が食べたいと思うならば、基本的に自分で作るしかないのです。パン粉などは手に入りますのでコロッケを揚げることもできますし、とんかつも作れます。少々材料費がかかりますが、いざとなったら自分で作るという気力が必要です。
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