海外の言語を勉強したい、様々な国の文化を学びたい、などという理由で外国人の友達を作りたいと考えた事はありませんか？そんな方へ、私が今まで実践してきた外国人の友達の作り方を紹介したいと思います。
日本国内にいる場合
外国人が集まるパブやバーに行く
日本にはたくさんの外国人旅行者や留学生、長期滞在者がいます。そんな外国人が最も集まりやすい場所は、やはり外国人向けのパブやバーと言えるでしょう。中には外国人が経営しているものもあり、そのような場所に行けば逆に日本人が1人もいないということもあります。
日本人の場合、居酒屋で隣で飲んでいたからといってその人と仲良くなったりすることは滅多にないかもしれませんが、立ち飲みのパブやバーに行くと、飲んでいる人と気さくに話ができるという事はよくあることです。さらに英語には、丁寧な話し方は存在しても日本語のような敬語がありません。ですから、初対面であっても緊張しすぎることなく「元気？」「どこから来たの？」と積極的に話しかけることが可能です。それによってすぐに打ち解けることができるでしょう。
しかし、そんなパブやバーでは気をつけなければいけないこともあります。まず、あなたが女性で外国人男性が必要以上に近づいてきた場合、きっぱりと断ってその場を離れることが大切です。必要以上に近づかれた場合、あるいは触られた場合は注意が必要です。
実は、日本人女性は「断れない」「すぐについてくる」「軽い」といったイメージを持っている外国人は少なくありません。もちろん全員が全員そうだというわけではありません。しかし、少なくともそう考えている外国人がいるという事は覚えておかなければいけないのです。少しでも変だなと思ったらすぐに断るようにしましょう。日本に旅行に来た外国人が「日本に来た思い出」として日本人女性を傷つけるという事は無いわけでは無いのです。
また、もしも外国人が日本語で話しかけてきた場合、英語で返すのではなく日本語で返すようにしましょう。これは実際に私のオーストラリアの友人が話していたことです。「日本に住んでいた時に日本語を勉強していたのに、日本人は誰に日本語で話しかけても英語でばかり返事をしようとする。これは一種の差別ではないか」とのことでした。
もちろん日本人は悪気があって英語を話しているわけではなく、相手のためにと思った英語を選んでいるのです。しかし、もしも自分がその立場だったらと考えてみてください。世界には日本語を勉強している人たちがたくさんいるのです。
これらに気をつければ、パブやバーで様々な国籍の人と出会うことができるでしょう。また、留学生は長期的な日本に滞在していますから、日本人の友達が欲しいと思っている場合もありますよ。
言語交換アプリを使う
私はずっとHello Talkという言語交換アプリを使用していました。これは、例えば「英語を学びたい日本人」と「日本語を学びたい英語話者」をマッチングさせ、互いの言語を教え合うというものです。もちろん、日本語と英語以外にも様々な言語に対応しているため、世界中の人と仲良くなることが可能です。
アプリで知り合った人と直接会うなんて嫌だ、と思っても、アプリ上でメッセージを送り合うこともできますし、削除したりすることも可能です。メッセージだけでも充分な言語能力の向上を目指すことができますから、メッセージのやりとりをしてみてはいかがでしょうか。
私は日本国内ではメッセージのみでしかやりとりをしていませんでしたが、ベトナムに旅行したときには以前からメッセージのやりとりをしていた人に出会い、オーストラリアに行った時も同じように3人と出会いました。私が今までこのアプリを使って出会ってきた人たちは本当に日本が好きだったり、真剣に日本語を学びたいと考えている人たちばかりでしたから、危険な目には遭いませんでした。しかしもちろん、言語交換アプリで事件に発展した例もありますから、相手を見極めるという事は非常に大切です。そのベトナムの友人とは初めて会って1年半経ちますが、今でもとても仲良しです。
海外にいる場合
イベントに参加する
海外にいるのであれば、日本国内にいるよりも外国の友達が作りやすいです。海外では日本よりも外国人のためのイベントがたくさんありますから、そのようなものに参加してみても良いのではないでしょうか。私がオーストラリアにいた時は、1週間に1回「言語交換イベント」というものが開催されており、あるいは日本語勉強したいオーストラリア人に日本人が日本語を教えるという「日本語フリーレッスンイベント」というものがありました。
私が今暮らしているのはカンボジアですが、「言語交換イベント」はもちろん、カンボジア語であるクメール語のフリーレッスンなどもあります。カンボジアに生活している外国人やカンボジアの人たちと交流できる場所もたくさんありますし、友達を作る事は簡単です。Facebookなどで外国人向けのイベントがやっていないかチェックしても良いかもしれませんね。
ユースホステルやバックパッカーズホステルに滞在する
もしあなたが旅行者として海外に行くのであれば、オススメの方法がこれです。日本でも最近増えつつある「ユースホステル」や「バックパッカーズホステル」など、2段ベットが並んでいるような大部屋で他の旅行者達と一緒に宿泊するような旅行向けの安宿に宿泊することで友達を簡単に作ることができます。キッチンやトイレ、シャワールームは共用であることが多いです。
私は海外に旅行するときには大体このようなホステルに滞在します。なんといっても宿泊費が安く済むという利点がありますし、友達ができるからです。値段ーはもちろんその国の物価によって異なりますが、カンボジアの場合は1泊300円ほど、前にいたオーストラリアならば1泊1,500円ほどと、ホテルに滞在するよりもかなり安上がりなのです。さらに共同のキッチンがあることが多いため、スーパーなどで購入した具材を使って調理することが可能です。つまり、食費を抑えることも可能なのです。
そんなところに宿泊してどのように友達が作れるのかと思う人もいるかもしれませんが、同じ場所に滞在するわけですからごく自然に友達ができます。例えば、観光から帰ってきて「今日はどこに行ってきたの？」と話しかけられ、そこから話が発展することもあります。キッチンで料理をすれば「何を作っているの？」話しかけられることもあります。ときには「今から飲みに行くけど一緒に行かない？」などと誘われることもあります。
さようならは一生の別れではない
外国人の友達は日本人の友達と違い、いつかはさようならを言わなければならない日がくるかもしれません。移住すれば話は別ですが、留学に行けばいつかは卒業して帰国する日が来ますし、観光でもワーキングホリデーでもビザの期間が決まっていますから、いつかは帰国しなければいけません。私も今まで様々な出会いと別れを繰り返してきました。
しかし、それは一生の別れではありません。いつか私がその人の国に旅行しに行った時、或いはその人が日本に旅行しに来た時、もしくはまた、世界のどこかで必ず会えると思っています。実際に私がカンボジアに住み始めて3ヶ月経った頃、オーストラリアで知り合ったドイツ人、フランス人、ベルギー人の友人がそれぞれ旅行でカンボジアに遊びに来たので、その時にする再会ことができました。ですから、さようならを言わなければいけない日のことを恐れず、たくさんの人と出会える場所に少しでも多く足を運ぶことが大切だと思います。
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