マレーシア在住の21歳です。ニュージーランドに留学した時、中華系マレーシア人の夫に出会って結婚しました。今はマレーシアに移住し、ここで生活しています。ここでは私が驚いた、マレーシアの言語についてお話ししたいと思います。
マレーシアの言語の数
民族が多いマレーシア
マレーシアには、マレー系、中華系、インド系の3つの民族が住んでいます。だからこそ、言語も民族の数だけ存在します。
しかし、民族が3つあるからといって言語も3つというわけではありません。民族の中にも様々な言語があるのです。
マレーシアの言語はいくつあるのか
実は、マレーシアには全部で137も言語があると言われています。マレーシアは西側と東側で分かれており、西側では首都クアラルンプールがあるためとても発展しています。東側は自然が多く、ジャングルなどもあるのです。
東側には言語の数が41もあると言われています。細かく数えるともっとそうですから、いくつの言語が存在するかという事は実は誰も知らないのではないでしょうか。
もしかしたら、「日本にも方言があるぞ!」と思う人もいるかもしれません。しかし、マレーシアの137言語には日本で言う方言は含まれていません。一つひとつが違う言葉なのです。
マレーシアの主な言語
英語、まだ英語、中国語?
137もの言語があるといっても、やはりマレーシアの主な言語は英語、マレー語、中国語です。ただ、これらの言語はどんな民族かと言うことではなく、どこに行くかと言うことで使い分けがされています。
例えば、マレーの人が出しているお店やレストランに行くときにはマレー語が必要になるのは当たり前ですよね。しかし、マレー語は学校で習っている言葉ですから、ほとんどの人が共通して話せます。だからこそ、マレーの人が出しているわけではないお店に行く時もマレー語です。また、マレーシアの人全員が英語を話せるわけではありませんが、かなり多くの人が英語を話せます。ですからマレーシア人でも空港や首都のクアラルンプール、高級レストランや観光地など、「高級なイメージ」がある場所では英語を話します。
私の夫の場合
中国語は中華系マレーシアの主な言語になります。中華系マレーシア人はマレーシア人の4分の1を占め、この4分の1の人によって中国語が使われているのです。私の夫は中華系マレーシア人で、夫の母国語は中国語です。だからこそ、夫が夫の家族と話すときは中国語と広東語を使います。
中華系マレーシア人は150年前ぐらいに中国からマレーシアに渡ってきました。中国の様々な場所からマレーシアにやってきたため、中華系マレーシアと言うだけでも中国語の人もいれば、夫のように中国語と広東語、また、ホッケンと言う言語を話す人もいます。中華系マレーシア人といってもひとくくりにできるわけではなく、文化や言語の違いがあるのです。
このようにしてマレーシアには137もの言語が出来上がったのです。
マレーシアに行くなら
マレー語を知っておこう
マレーシアに観光などで滞在する場合、少し英語を知っていれば充分楽しめますし、観光地だけ行くのであれば全然困ることはないでしょう。しかし、もしも移住や留学などを考えているならば、少しでもマレー語を勉強しておいた方が良いと思います。
実際に私も結婚してマレーシアに来たときには「英語ができれば大丈夫だろう」と思っていましたが、不便でした。
英語も違う
マレーシアの人の英語は当然ながらマレーシア独特のアクセントが強いです。私の英語はニュージーランド英語でしたから、とてもとても通じるようなものではありませんでした。
夫の家族も英語よりもマレー語の方が得意らしく、最初は会話ができないこともありました。今でもマレー語は勉強中ですから、夫の家族とはボディーランゲージで会話しています。
長期滞在を考えている人へ
移住や留学などでマレーシアに長期的に滞在したいと思っている人は、先ほども言った通りぜひマレー語を勉強してみてください。必ず「勉強していてよかった」と思えることがあるでしょう。
また、マレーシアの人と友達になりたい、マレーシアの人と結婚したい、と考えている場合もこの言語が必要です。マレー語もマレー文化も独特で、とても素敵ですよ。
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